米マイクロソフトと米Yahoo!の提携が、ついに結実した。米国時間の29日、両者は特設サイト「Choice. Value. Innovation.」を開設して、それぞれのCEOがビデオコメントを発表している。
今回の提携は、10年間の期限付きで、マイクロソフトのWebサイト検索エンジン「Bing」をYahoo!に提供するもの。Bingの検索結果に基づく広告配信で両者の売上拡大を目指す。つまり、マイクロソフトは検索エンジンの出力結果を最適化し、Yahoo!はポータルサイトとしての地位をより強化するべく、ユーザーの利便性を高めたりサービスの追加・拡大を進めることになる。
なお、Web検索サービス以外にも両者ではメッセンジャーやWebメール、オンラインストレージなど競合するサービスを持つが、これらについては今回の提携に含まれない、としている。