その4・キーボードやポインティングデバイスはどうか?
機種名 | Aspire One 751 | Eee PC 1008HA | dynabook UX | LOOX M | VAIO Type P |
---|---|---|---|---|---|
キー数 | 88 | 87 | 85 | 84 | 86 |
キーピッチ | 約19mm (実測) |
17.5mm (実測) |
約19mm (仕様) |
17.2mm (仕様) |
16.5mm (仕様) |
ノートパソコンを選ぶ際に、特に入力デバイスにこだわるという人も少なくない。いくら性能が高くても、人が触れる部分が合わなければ体に無理に負担をかけてしまう。
まずキーボードだが、今回テストしたノートの中では、Aspire One 751とdynabook UXが19mmで最もキーピッチ(キーの中心から中心までの距離)が広かった。筆者が普段デスクトップで使っているキーボードのキーピッチも実測19mmなので、ミニノートといえども普通のパソコンと変わらない「手の開き」で入力できるだろう。
最もキーピッチが狭かったのは、16.5mmのVAIO type Pだった。筆者の個人的な印象では、少し狭さを感じるが無理せずに打てるレベルだ。
キーボードの打心地は、dynabook UXがやや重めで、VAIO type Pが軽め、ほかはその中間という印象だった。ただ、重い/軽いの好みは大きく分かれる(筆者は軽めが好き)ため、キー入力を頻繁にする人は、やはり実際に店頭で触って確かめておくのが無難だ。なお、5機種のキーボードを編集部で試してもらったところ、最も評判がよかったのはdynabook UXだった。
ポインティングデバイスを見ると、ほぼすべてのミニノートがタッチパッドを採用する中、VAIO type Pのみスティック式を採用している。「ThinkPad」シリーズのトラックポイントにこだわっている人が今回の中から選ぶのなら、type P一択だろう。
また、Eee PC 1008HAのトラックパッドは段差がなく、パームレスト部分と一体化しているデザインだ。個人的には指との合性がよくて、トラックパッドの中でも操作していて疲れにくいと感じた。
その5・画面の見やすさにも注目
機種名 | Aspire One 751 | Eee PC 1008HA | dynabook UX | LOOX M | VAIO Type P |
---|---|---|---|---|---|
液晶ディスプレー | 11.6型ワイド 1366×768ドット |
10.1型ワイド 1024×600ドット |
8型ワイド 1600×768ドット |
||
画面の光沢 | あり |
これは正直、画面サイズが大きくて、解像度の高いAspire One 751が有利だ。ASCII.jpのトップページを表示させてみたところ、1024×600ドットの機種では一番上にあるふたつのサムネイル付き新着記事まで1画面に収まった。一方で1366×768ドットでは、その下の見出しのみの新着記事も8つ収まっている。
解像度だけでいえば、一番本体サイズが小さいVAIO type Pが最も高い1600×768ドットだ。個人的には、ベッドで寝ながら使ったり、机の上に置いて見る分には問題ないと思ったが、膝上スタイルで利用すると文字が小さすぎて見えにくいと感じた。といっても、これだけの小ささ/軽さで、この解像度なのだから、逆にほかにはないメリットとしても受け止められるだろう。
液晶ディスプレーの明るさで比較すると、Eee PC 1008HAがやや暗いと感じた。以下の写真は、実際の見え方を再現するために、フレームを固定して撮影してトリミングせずに公開したものだ。
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