情報漏えいを防いで、安全にUSBメモリを使おう
セキュアUSBメモリを作れるInterSafe Secure Device
2009年07月29日 09時00分更新
7月28日、アルプスシステムインテグレーション(ALSI)は業界初を謳う汎用USBメモリのセキュア化ソフト「InterSafe SecureDevice」を発表した。情報漏えいの媒体として企業での取り扱いが難しいUSBメモリを禁止するのではなく、安全に活用できる環境を提供するという。
漏えい件数では一番多いUSBメモリをどうする?
InterSafe Secure Deviceは情報漏えいの原因として大きな課題となっているUSBメモリのセキュリティを実現する製品で、5月に開催された情報セキュリティEXPOで参考展示されていたもの。発表会の冒頭挨拶に立ったアルプス システム インテグレーション 代表取締役社長の麻地德男氏は「単にUSBメモリを禁止するだけでは利便性を欠いてしまう。InterSafe Secure Deviceでは、業界で初めて汎用USBメモリを用いたセキュリティを実現し、情報を守り、安全に利用できる環境を提供する」と製品登場の背景について語る。
続いて市場概況や製品の特徴について説明した専務取締役 営業統括部長の輿石大治氏は「持ち出しデータによる情報漏えい事件が相次いでいる。2008年の上半期で見ると、USBメモリなど可搬記録媒体での情報漏えいは10.2%に上り、紙媒体55.2%に次ぐもの。だが1件当たりの漏えい件数に関しては、USBメモリからの漏えいが圧倒的に多い」とUSBメモリのセキュリティ上の脅威について語る。これに対して、今回ALSIが発表したのが、フィルタリングソフトの「InterSafe」ブランドを冠した「InterSafe Secure Device」だ。
(次ページ、汎用USBメモリをセキュア化!安全に運用できる環境を構築)
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