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『マイクロプロセッサ・フォーラム・ジャパン2008』Intel基調講演の内容決定

2008年06月23日 12時00分更新

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−VPのTon Steenman氏による「Atomプロセッサ」を含む新技術紹介−

 リード・ビジネス・インフォメーション株式会社(本社:港区元赤坂、代表取締役:達城丈治)は、7月16〜17日の2日間、東京・青山の「青山ダイヤモンドホール」で開催される『マイクロプロセッサ・フォーラム・ジャパン2008』(以下、MPFJ2008)での米Intel社による基調講演の概要を発表しました。同社でデジタルエンタープライズグループのバイスプレジデントを務めるTon Steenman氏が、「技術革新への挑戦」と題して講演し、Intel社の新技術と低消費電力プロセッサ「Atomプロセッサ」などを含む製品群が、小型機器や低消費電力用途向けにどのように貢献するかについて述べます。また、組み込み分野におけるIntelアーキテクチャの優位性について、事例を挙げて紹介する予定です。
また、好評の「早期申込み特別割引き」は7月4日まで適用されます。
◇MPFJ2008 ウェブサイト:http://www.mpfj.com/

◆ 基調講演 ◆
◇1日目 ─ 2008年7月16日(水)
□基調講演:「技術革新への挑戦」
講師:米 Intel社 Vice President, Digital Enterprise Group
Ton Steenman 氏
講演概要:米Intel社の新技術と、低消費電力プロセッサ「Atomプロセッサ」ファミリやSoCを含む製品群が、低電力で小型の組み込みアプリケーションにどのような利点をもたらすのかについて講演する。組み込み製品では、機器同士で通信することやインターネットを介して通信すること、メディアプロセッシングや豊かなビジュアライゼーションといった要求が高まっている。競争力を維持するためには、これらの要求に応えていかなくてはならない。本講演では、Intelの新しい技術やアーキテクチャ、および製品ラインアップに加えて、組み込み市場におけるIntelアーキテクチャの優位性について、その事例を紹介する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#01_01

◇2日目 ─ 2008年7月17日(木)
□基調講演:「ユビキタスコミュニケーション社会に向けた固定・モバイル通信と放送の融合」
講師:株式会社 KDDI研究所 開発センター 執行役員 工学博士
フロンティア開発部門担当 堀内 浩規 氏
講演概要:ユビキタスコミュニケーション社会の実現に向けた、固定と移動の融合(FMC)や、通信と放送の連携などの技術動向について、KDDIの取り組みを中心に述べる。具体的には、固定・移動融合の構想、FMBC、IPコアネットワークの高度化、FTTH/CATV、ブロードバンド無線アクセス、メディアフローなどの取り組みや、関連する技術開発について紹介する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#02_01

◆ 講演 ◆
◇1日目 ─ 2008年7月16日(水)
□『ARM MPCoreアーキテクチャのパフォーマンス強化』
講演企業:英ARM社
講演概要:ARM MPCoreマイクロアーキテクチャとその将来について、詳細を説明する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#01_02

□『メディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine」』
講演企業:株式会社東芝 セミコンダクター社
講演概要:高性能プロセッサ Cell Broadband Engine (Cell/B.E.) の SPE(Synergistic Processor Element) コアを用いた新しいメディアストリーミングプロセッサ「SpursEngine」のコンセプトとアーキテクチャ、および SpursEngine を用いた映像処理アプリケーションの例を紹介する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#01_03

□『マルチスレッド・マルチコア プロセッサのI/Oコヒーレント: MIPS32 1004K コヒーレント・プロセッシング システム』
講演企業:米 MIPS Technologies社
講演概要:最新のマルチスレッド・マルチコアプロセッサMIPS32 1004K CPSを例に、マルチコア・システムにおけるI/Oコヒーレンスを実現する際のハードウェアアプローチとソフトウェアアプローチのトレードオフに関して説明する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#01_04

□『スケーラビリティを実現する組み込み用途向けマルチコアプラットフォーム』
講演企業:株式会社富士通研究所
講演概要:ARPC技術を用いて、シングルコア向けのソフト資産を用いたマルチコアプラットフォームに拡張するマルチコアプラットフォームに関して、FR-Vプロセッサを用いてシステムに近い実用を紹介する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#01_05

□『組み込み向けマルチコアプロセッサの能力を評価するためのベンチマーク』
講演企業:EEMBC
講演概要:メモリバンド幅、キャッシュ最適化、プログラム最適化、およびOSスケジューリングがマルチコアの性能に与える影響を測定するための手法を説明する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#01_06

□『オーディオ用に最適化されたプロセッサを使った組込オーディオ・デザインのトレードオフ』
講演企業:米 Tensilica社
講演概要:Xtensaの基本のISAに対し、オーディオ用にプロセッサ構成を変更し、且つ専用命令を追加拡張した、最適化された電力効率の良いオーディオ用DSPを紹介する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#01_07

□『マルチメディア、ネットワーク系アプリケーションにおけるXtensa AMP/SMPアーキテクチャ』
講演企業:米 Tensilica社
講演概要:マルチメディアやネットワークのアプリケーションにおけるマルチプロセッサ構成の選定(AMP/SMP)について説明する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#01_08

□『マルチメディアアーキテクチャ「VRaptor」の開発プラットフォームとその開発環境』
講演企業:米 ARC International社
講演概要:ARC社の製品開発戦略とVRaptor開発キットについての詳細、および実装の事例について述べる。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#01_09

□『マルチコーデック向けダイナミック・リコンフィギュラブル・プロセッサ』
講演企業:アイピーフレックス株式会社
講演概要:マルチコーデック向けに試作開発したダイナミック・リコンフィギュラブル・プロセッサ(DRP)のアーキテクチャと、コンシューマ市場向け新規事業について紹介する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#01_10

□『ハイパーバイザー使用によるDRMのためのセキュアな実行環境の実現』
講演企業:仏 TRANGO Virtual Processors社
講演概要:仮想化技術によってDRM/暗号キーを管理する高いセキュアバリアを保護するシステムのための設計について考察する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#01_12

◇2日目 ─ 2008年7月17日(木)
□『プログラマブルで拡張可能なSIMD方式の新型イメージングプロセッサコア』
講演企業:仏 DxO Labs社
講演概要:コンフィギュラブルかつプログラマブルで拡張可能なSIMD方式の新型イメージングプロセッサコアと、組み込み用イメージプロセッサに対応する画像処理用ファームウエアを紹介する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#02_02

□『高品位オーディオ向けDSPアーキテクチャ』
講演企業:米 CEVA社
講演概要:高い性能とビット精度を要求するアプリケーションについて解説する。その一例として、負荷が大きい2チャンネルのオーディオストリームを、シングルDSPで同時処理するための方法などを紹介する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#02_03

□『PowerPCコアを使ったローパワーSoC設計』
講演企業:日本アイ・ビー・エム株式会社
講演概要:IBMのPowerPCコアである4xxファミリーのロードマップや特長と、シングルでもマルチチップのシステム・オン・チップ設計に対してでもスケーラブルに対応できるオファリングを紹介する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#02_05

□『モバイルマルチメディアシステム向けのスケーラブルなマルチコアプロセッサ − Venezia』
講演企業:株式会社東芝
講演概要:東芝は、モバイルマルチメディアシステムに向けた新しいスケーラブルなプロセッサ「Venezia」を発表する。Veneziaは、東芝のコンフィギュラブルプロセッサMeP(Media embedded Processor)のVLIWコプロセッサ拡張を使った、小面積で低消費電力なプロセッサからなるマルチコアアーキテクチャを採ることが特徴である。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#02_06

□『MSP430F5xx ジェネレーション・アーキテクチャと概要:超低消費電力で画期的なパフォーマンス』
講演企業:米 Texas Instruments社
講演概要:アクティブ・モードでの消費電力を 160 マイクロアンペア/MHz にまで低減し、太陽光、振動エネルギー、または体温による動作が可能な、TI の 25 MIPS、超低消費電力MSP430F5xx のアーキテクチャとモジュールの概要について説明する。USB、RF、暗号および LCD インターフェイスといったよく利用されている内蔵ペリフェラルに、新しいチップ・ファミリーが加わった。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#02_07

□『モバイル・インターネット・デバイス』
講演企業:英 ARM社
講演概要:モバイル・インターネットへの要求と、高性能・低消費電力のSoCの設計においてシステムレベルでの考慮すべき点について説明する。プロセッサ、グラフィックやメモリ・サブシステムと、これらのIPでどのように最善の設計ができるかなどに注目する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#02_08

□『ARM Mali GPUアーキテクチャが可能にするグラフィックス・アクセラレーション』
講演企業:英 ARM社
講演概要:ARMのスケーラブル ARM Mali GPU アーキテクチャについて、今後のグラフィックス処理向けアプリケーションと、スクリーンを持つ様々なデバイスに要求されるハードウェア・グラフィックス・アクセラレーションについてのARMのビジョンを説明する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#02_09

□『Human Motion Capture Using MEMS Motion Sensors』
講演企業:米 Analog Devices社
講演概要:The presentation will describe the Xsens Moven motion capture suit - a system for full-body human motion capture useful in video games, sports and motion studies.
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#02_10

□『OpenGL ES 2.0 対応 OMAP35x:プログラマブル・グラフィックス・コア』
講演企業:米 Texas Instruments社
講演概要:TI は、ノートPC並みの処理能力をポータブル機器で求められる省電力で実現できる、ARM CortexTM-A8とプログラマブル 3D グラフィックス・コアを内蔵したOMAP(TM)プロセッサを市場に提供する。ここでは新しい OMAP(TM)プロセッサおよびGLSL ES シェーディング言語の利点について説明する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#02_11

□『8.6GMIPS/33.6GFLOPSを実現する8コア/8RAM内蔵SoC』
講演企業:早稲田大学/株式会社ルネサス テクノロジ
講演概要:高い並列性能を迅速に提供するためのキーテクノロジーである、逐次プログラムを自動的に並列化するコンパイラ技術と、コンパイラによってプログミングすることが可能な標準APIマルチコア・アーキテクチャ技術を紹介する。
http://www.ednjapan.com/content/mpf2008/menu_06.html#02_12

※講演企業は変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※すべての講演に同時通訳が付きます。


●『マイクロプロセッサ・フォーラム・ジャパン2008』の概要 ●

名 称:マイクロプロセッサ・フォーラム・ジャパン2008
日 時:2008年7月16日(水)〜17日(木)
場 所:青山ダイヤモンドホール(東京都港区)
参加料金:2日間147,000円、1日のみ84,000円(昼食代、資料集データ代、消費税込み)
▽2日間受講をお申込みの方に限り、早期お申込み特別割引料金をご用意しております。
7月4日まで:2日間99,750円(約32%OFF)
▽このほか、複数名のお申込みによる割引きなども用意しております。
▽初日(7月16日)のプログラム終了後、カクテルパーティを予定しております
定 員:150名
主 催:リード・ビジネス・インフォメーション株式会社
ウェブサイト:http://www.mpfj.com/
▽講演プログラム・講演の内容など随時ウェブサイトで情報の更新を行います。


● テーマは「ホーム/モバイル・デジタル・エンターテインメント」●

 スーパーコンピュータやパソコンから、カーナビゲーション、携帯電話機、家庭用ゲーム機器、デジタルテレビといったデジタル情報家電機器に至るまで、搭載されるプロセッサはマルチコア化の時代を迎えようとしています。これらの電子機器は、膨大なデータや高画質の映像/画像を高速に処理しながら、同時に外部との通信/ネットワーク環境にも対応することが求められます。その上、チップの消費電力や価格は従来と同等か、それ以下に抑える必要があります。
 これらの課題を解決する手法の1つがマルチコアプロセッサの採用です。パソコンではデュアルコアのプロセッサを搭載した製品の普及が本格化していますが、この流れはデジタル情報家電機器にまで拡大しつつあります。マイクロプロセッサ・ フォーラム・ジャパン2008では、マルチコアプロセッサのアーキテクチャやその実現技術、並列処理を効率的に行うソフトウエア技術など、マルチコアプロセッサに関する最新の技術解説や動向を紹介します。

 マイクロプロセッサ・ フォーラム・ジャパンでは、プロセッサの基盤技術に加え、これまでもプロセッサの応用技術に注目して特別なセッションを設けてきました。例えば、携帯電話機やオートモーティブエレクトロニクスなどのセッションを実施しております。これによって、プロセッサに対するシステム側のニーズと半導体設計者の開発ターゲットをより明確にしてきました。
 今年は、ホーム/モバイル・デジタル・エンターテインメントにフォーカスします。高性能で低消費電力を可能とするマルチコアプロセッサの搭載は、いつでも、どこでもリアルで臨場感のある映像/画像、オーディオを楽しむための技術基盤として、とても有効な手段となってくるでしょう。マイクロプロセッサ・ フォーラム・ジャパン2008では、今後のホーム/モバイル・デジタル・エンターテインメント機器を支える最新のプロセッサおよび関連技術を紹介する予定です。


『マイクロプロセッサ・フォーラム・ジャパン2008』
マイクロプロセッサ・フォーラム・ジャパンは、これまで米国で開催されていた「Microprocessor Forum」の内容を引き継ぎ、日本独自のフォーラムとして開催されます。講演は、日本で注目されそうな内容のものを日米欧の各企業・研究機関から募りました。同時通訳付きで講演を行うことで、日本の技術者は、日本にいながらにして世界最先端の技術を聴くことができます。

リード・ビジネス・インフォメーション株式会社について
リード・ビジネス・インフォメーション株式会社は、電子技術者向け専門雑誌「EDN Japan」、半導体チップの製造プロセス技術者向け専門誌「Semiconductor International日本版」、機械・機器の設計技術者向け専門誌「Design News Japan」、建築士・建築関係者向け専門誌「DETAIL JAPAN」、エンターテインメント情報サイト「Variety Japan」の出版および情報サービスの提供を行っています。
リード・ビジネス・インフォメーションは、英国に本拠を置く世界最大規模の情報関連サービス・ソリューション・カンパニーである Reed Elsevier(リード・エルゼビア)の一部門にあたるReed Business Informationが、日本での情報サービス事業を展開するために2000年に設立されました。ビジネスに従事するプロフェッショナルに向けて、信頼できる情報とマーケティング・ソリューションを提供するグローバル企業で、さまざまなビジネス分野に向けた130以上の専門雑誌や115に及ぶウェブサイトをはじめ、マーケット・リサーチ、カスタム出版、データベース、イベントを含む幅広いサービスを、英国、オランダ、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、中国などで展開しています。詳細は、http://www.reedbusiness.jp/ をご参照ください。

米国In-Stat社について
In-Stat社はReed Business Informationのグループ企業です。半導体や通信技術などエレクトロニクス業界のリサーチデータ、市場予測などの情報サービスを行っています。マイクロプロセッサに関する専門メディアMicroprocessor Report誌の発行および、Microprocessor Forumの開催を中心に、専門のアナリストが独自に分析した深みのある最新の技術情報を提供しています。詳細は、http://www.in-stat.com/ をご参照ください。

米Microprocessor Report誌について
Microprocessor Report誌は、In-Stat社が発行しているプロセッサ技術の専門メディアです。専門アナリストでもある記者が、独自の視点でニュースを分析/評価した「解説」を中心に構成されており、プロセッサ関連の米国公開特許、マイクロプロセッサの価格推移データ、特定用途向けプロセッサの性能比較表などを提供しています。

【本件に関するお問い合わせ先】
リード・ビジネス・インフォメーション株式会社
マイクロプロセッサ・フォーラム・ジャパン事務局 内藤/畑地
Tel: 03-5775-6017 Fax: 03-3402-0029 E-mail: mpf2008@reedbusiness.jp
〒108-0051 東京都港区元赤坂1-7-10 元赤坂ビル 8F


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