パナソニックから、新しい手ブレ補正機能を採用した4機種のデジカメが8月下旬に発売される。
新しい手ブレ補正機能「POWER.O.I.S」は、ゆっくりした大きな揺れに対応するのが特徴。ジャイロセンサーの性能向上やソフトウェアの改良(位相特性改善フィルター追加)により、手ブレ検知精度を改善。夜景や室内など暗いシーンでもISO感度を上げることなく明るくブレのない写真が撮れる。
また、新機種はオートフォーカスの速度が約0.3秒と高速化し、これは従来機種と比較して約2倍の速さだという。電源オンからの起動時間も約1秒前後で、従来機種から約1.3倍速くなったという。
そのほか、顔認識であらかじめ登録した特定の人物を識別し、名前を表示する「個人認識」も強化された。従来は1画面上で1人だけしか識別できなかったが、新機種では最大3人まで識別できるようになっている。
薄型ボディの「FX60」と「ZX1」
広角25mmの光学5倍ズームを搭載する「LUMIX DMC-FX60」(予想実売価格3万8000円前後)と、同じく広角25mmの光学8倍ズームレンズを搭載する「LUMIX DMC-ZX1」(4万円前後)は、厚さ0.3mmという世界最薄の非球面ガラスレンズを採用。これによりFX60は幅97.2×奥行き19.4×高さ54.1mmと、20mmを切る薄型ボディとなっている。
ZX1も光学8倍ズームレンズを内蔵しながら、本体サイズは幅97.8×奥行き26×高さ54.6mmの薄型ボディとなっている。
フラットボディの「FP8」
レンズが飛び出さないフラットボディが特徴的な「LUMIX DMC-FP8」(予想実売価格3万5000円前後)は、広角28mmの光学4.6倍ズームレンズを搭載。約380枚の連続撮影が可能なスタミナバッテリーも特徴だ。
動画機能を強化した「FZ38」
広角27mmの光学18倍ズームレンズを搭載する「LUMIX DMC-FZ38」(予想実売価格5万5000円前後)は、「AVCHD Lite」(1280×720ドット、60フレーム)方式の動画撮影に対応。従来のMotionJPEG方式と比べて、約1/2のファイルサイズで記録できるようになった。
動画撮影時に絞りやシャッタースピードを調整できる「クリエイティブ動画モード」の追加や、ステレオ音声(Dolby AC3)記録の実装など、動画機能が大きく進化している。
そのほか、センサー有効画素などの仕様は以下のとおり。
機種名 | DMC-FX60 | DMC-ZX1 | DMC-FP8 | DMC-FZ38 |
---|---|---|---|---|
有効画素数 | 1210万画素 | |||
光学ズーム | 5倍 | 8倍 | 4.6倍 | 18倍 |
液晶モニター | 2.7型(23万ドット) | |||
バッテリー(連続撮影枚数) | 360枚 | 330枚 | 380枚 | 470枚 |
