ここがスゴいぞっ！ iLife ’09 第13回

子どもの成長をiMovieで残そう！（前編）

3：「テーマ」で手間をかけずに目を引く演出を

　さて、プロジェクトにクリップを並べてみたものの、これだけではぶつ切りのシーンが連続再生される味気ないムービーになってしまう。「わが子の姿が映っていれば……」という親用の動画ならいいが、人に見せる「作品」としてはちょっと退屈だ。

　そこで、iMovie '09の新機能「テーマ」を使って、ムービーを劇的に演出してみよう。テーマは5種類用意されており、選択するだけでムービーのオープニング／エンディング、クリップ間の切り替えアニメーションが追加される。

　iMovieを知らない人に見せれば、「こんな凝った映像、どうやって作ったの!?」と言われること請け合いだ。ワンタッチでテーマを切り替えられるので、イメージに合うものを探してみよう。

テーマを適用するプロジェクトを開いておき、「ファイル」メニューから「プロジェクトの情報」を選択する。「command」+「J」キーを押してもOKだ

このダイアログで、テーマを選んで「OK」を押すだけでいい。テーマが気に入らなければ、再度この画面で選び直すか「なし」で解除すればいい

iMovieで選べる5種類のテーマ

テーマの「フォトアルバム」。アルバムの表紙からオープニングが始まり、表紙がめくられてムービー本編が再生される。クリップの切り替わりには無数の写真が並ぶアニメーションから1枚の写真がピックアップされ、それが動き出すという凝りよう。まさにプロの作品並みだ

「掲示板」はコルクボードに貼り付けた写真が映像として動き出す

アメリカナイズドされたアルバムをめくって次々と映像が現れる「コミックブック」

賑やかな背景映像がまぶしい「スケッチブック」

「フィルムストリップ」ではフィルムの枠内に映像が流れる