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ここがスゴいぞっ! iLife ’09 第13回

子どもの成長をiMovieで残そう!(前編)

2009年07月28日 12時00分更新

文● 小原裕太

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4:iMovieの真骨頂 「トランジション」を使いこなす

 フルオートの楽チンさを取るなら「テーマ」だが、やはりiMovieを語る上で外せないのは、シーン切り替えのアニメーション効果「トランジション」だろう。

 iMovie '09に用意されているトランジションは、全24種類。クリップの映像に合わせて、より効果的に見せるトランジションを挿入するという"ひと手間"を加えれば、ムービーの作品としての完成度がワンランクアップすること間違いナシだ。もちろん、トランジションをクリップ間に挿入するのは、ドラッグ&ドロップでできるため、これまたカンタンだ。

iMovie

トランジションは、画面右から2番目の「トランジション」ボタンをクリックすると表示される「トランジションパレット」にまとめられている。ここから使いたいトランジションをプロジェクトビューアのクリップ間にドラッグ&ドロップすれば適用される

iMovie

挿入されたトランジションは、プロジェクトビューア上で図のようにアイコン表示される。トランジションの削除は、これをクリックして選択して「delete」キーを押せばいい

これがiMovieのトランジションだ!

iMovie

画面が立方体化して、くるっと回転するように場面が切り替わる「キューブ」

iMovie

画面中央から次の場面が現れてくる「スピンイン」

iMovie

画面がタイル状に分割され、それぞれが反転して次の場面に切り替わる「モザイク」

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Cover Flowのように映像がサムネイル化して次の場面に切り替わる「入れ替える」

微調整で狙い通りの演出を

iMovie

プロジェクトビューアでトランジションのアイコンをクリック、表示される歯車アイコンのアクションメニューから「詳細編集」を選ぶと、画面下段が編集モードに切り替わる。ここでは前後のクリップを移動することで、トランジションの表示されるタイミングを調整した

iMovie

トランジションのアクションメニューから「トランジション調整」を選択すると、表示時間や種類を変更できる


 ということで、iMovieの基本中の基本、ムービーの取り込みからプロジェクトの作成、テーマ、トランジションまで解説してきたが、実はこれだけでもそれなりの作品ができあがる。それほど、iMovieはカンタンなのだ。

 取り込んだムービーの長さやマシンの性能にも左右されるが、10分もあれば十分だろう。何かと忙しいパパ、ママも、ちょっとした空き時間でトライできるのだ。「わが子のかけがえのない今を残すために苦労はいとわない!」と気合いを入れていた人にとっては、あっけないほど短いだろう。

 とはいえ、ひとたび「できる」となったら「もっとやりたい」と思ってしまうのが人間のサガ。次回はムービーの一部を拡大/縮小表示する演出効果、クリップの逆再生など、よりスペシャルなテクニックについて解説していこう。


※後編に続く


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