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大きな画面ででっかく楽しむ!魅惑のデカノート特集 第5回

デカノートをもっと楽しく快適にするアクセサリー

2009年07月25日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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迫力のサラウンドを楽しむサウンドカード
クリエイティブメディア「Sound Blaster X-Fi Notebook」

 大きな高解像度画面とパワフルさを誇るデカノートだが、AVを満喫するにはサウンド面に弱さもある。例えば、内蔵スピーカーだけではBDソフトやゲームなどのマルチチャンネルオーディオ再生に対応できない。光デジタルオーディオ出力を備え、対応アンプと接続すれば5.1チャンネルオーディオ再生を可能にする製品もあるが、多数派ではない。

 「デカノートではビジュアルだけじゃなく、オーディオも楽しみたい!」そんな人にお勧めしたいのが、ノートパソコンでも使えるサウンドカードや、マルチチャンネルオーディオ対応のUSBオーディオインターフェース(サウンドアダプター)だ。

Sound Blaster X-Fi Notebook

Sound Blaster X-Fi Notebook

 クリエイティブメディア(株)の「Sound Blaster X-Fi Notebook」は、デカノートでは標準的な拡張カードスロット「ExpressCard/34」に対応した、ノート用サウンドカードの最新モデルである(/54スロットにも装着可能)。

 細身のカードから、LEDやオーディオ出力端子を備えた端子部が突き出すようなデザインをしている。ノートパソコンに装着した場合、この厚みのある端子部のみが突き出る形になる。突出する部分は横40×縦49×高さ10mmほどとなる。ヘッドホン出力とマイク入力を備える。

X-Fi Notebookをm-Book D900Bに装着した状態

X-Fi Notebookをm-Book D900Bに装着した状態

 X-Fi Notebook第1の特長は、デスクトップ向けのサウンドカード「SoundBlaster X-Fi」シリーズで培われたバーチャルサラウンド技術や高音質化技術を駆使した、パソコンの内蔵サウンド機能よりもリッチなサウンドを楽しめる点だ。

 対応する代表的なサウンドAPIは、EAX 1.0/2.0/EAX Advanced HD 3.0/4.0、Open AL、Windows XP時代のDirectSound/DirectSound3Dなど。バーチャルサラウンド技術は「X-Fi CMSS-3Dヘッドホン」機能を搭載。圧縮音声で失われた高/低周波を補間して音質改善を図る「X-Fi Crystalizer」機能も備える。特にX-Fi CMSS-3Dは音楽やゲーム音声のサラウンド感を高めるのに効果的なので、ゲームユーザーにはお勧めだ。

Creative Wireless Receiver

Creative Wireless Receiver

 もうひとつの特長が、別売りの「Creative Wireless Receiver」との組み合わせだ。X-Fi NotebookとWireless Receiverは、2.4GHz帯の電波を使った非圧縮の無線接続(距離は最大30m)が可能で、離れたところに設置したWireless Receiverとスピーカー(別売り)などから、X-Fi Notebookのサウンドを楽しめる。

 ちなみに、ExpressCardタイプのSoundBlaster X-Fiシリーズには、ExpressCard/54スロットに対応(/34は不可)する「Sound Blaster X-Fi Xtreme Audio Notebook」という製品もある。

 光デジタルオーディオ出力(丸形)内蔵や7.1チャンネルスピーカードッキングモジュール付属など、機能面ではX-Fi Notebookより優れた製品だが、すでに生産は終了しているという。事実上流通在庫のみなので、上記の仕様に魅力を感じる人は、今のうちに買っておいたほうがいいだろう。

Sound Blaster X-Fi Notebook

クリエイティブメディア(製品情報
価格:9800円(クリエイティブストア価格)

クリエイティブストアで購入 Sound Blaster X-Fi Notebook



USB接続で手軽に5.1チャンネルサラウンド
クリエイティブメディア「Sound Blaster X-Fi Surround 5.1」

Sound Blaster X-Fi Surround 5.1

Sound Blaster X-Fi Surround 5.1

 手軽に5.1チャンネルのサラウンドオーディオを楽しめる、USB接続オーディオインターフェースも販売されている。X-Fi Notebookと同じクリエイティブメディアの「Sound Blaster X-Fi Surround 5.1」は、特にデカノートとの組み合わせに向いた製品だ。

 コンパクトなボディーが魅力のひとつで、サイズは幅128×奥行き84×高さ27mm。USB接続で電源もUSBバスパワーで動くので、パソコンとの接続はUSBケーブル1本という手軽さだ。

 最大の特長はオーディオ出力の多彩さ。24bit/96KHz対応の光デジタルオーディオ出力(角形)に、左右のフロント/リア/サブウーファー用アナログ出力、ヘッドホン出力を備え、あとはスピーカーを必要数つなぐだけで、迫力ある5.1チャンネルサラウンドが楽しめる。

豊富な出力端子を装備

背面と側面に豊富な出力端子を装備する

 X-Fi Notebookと同様に、バーチャルサラウンド技術「X-Fi CMSS-3D」(ヘッドホン/サラウンド両方)や、X-Fi Crystalizerに対応する。サウンドAPIへの対応も同様である。

 5.1チャンネルサラウンド用スピーカーを用意できる人、光デジタルオーディオ入力対応のアンプなどを使っている人には特にお勧めだ。

Sound Blaster X-Fi Surround 5.1

クリエイティブメディア(製品情報
価格:8900円(クリエイティブストア価格)

Amazonで購入 Sound Blaster X-Fi Surround 5.1 SB-XFI-SR51

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