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週刊 PC&周辺機器レビュー 第16回

デュアルコアCPUで実用性が大幅アップした新「dv2」

2009年07月24日 14時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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外観は夏モデルと同じ
使い勝手の良さも継承

 dv2秋モデルの外見は、夏モデルとまったく代わりがない。直販モデルは黒ボディーの「ZEN-design“kirameki”」、量販店モデルは白ボディーの「ZEN-design“asagiri”」と分かれている点も同様だ。

キーボードはフラットな最近よくあるタイプ

キーボードはフラットな最近よくあるタイプ。サイズや打ちやすさは可もなく不可もなしだが、コーナーにあるEscキーとDeleteキーは、角が丸いので小さい

 ディスプレーは12.1型ワイドで、解像度は1280×800ドット。一般的なネットブックと比べれば、一回り大きなディスプレーは使い勝手の良さが大違いである。

 インターフェース類も充実していて、USBを左右に合計3ポート装備。映像出力にはアナログRGB出力とHDMI出力を備える。Intel 945GSEチップセットをGPUに使うほとんどのネットブックは、HDMI出力を装備していないので、この点も使い勝手の良さにつながる。

本体前面

本体前面。端子やカードスロットはなく、右端にインジケーターが並ぶ。下部のメッシュには米ALTEC LANSING社のステレオスピーカーを内蔵

本体左側面

本体左側面。100BASE-TX LAN、アナログRGB出力、HDMI出力、USB×2を装備

本体右側面

本体右側面。スライド式の電源スイッチ、無線LANスイッチ、5in1メディアスロット、マイク、ヘッドホン、USB、電源コネクターを装備

 本体サイズは、幅293×奥行き242×高さ24~33.5mm。重さは約1.7kg。大抵のネットブックよりはやや重い方だが、モバイルノートと呼ぶに差し支えはあるまい。

 バッテリーには、6セルタイプのバッテリーを標準搭載。バッテリー駆動時間は約3.5時間となっている。ちなみに、dv2夏モデルでは約3時間15分とされていたので、若干駆動時間が延びている。CPU変更の効果だろうか?

 バッテリーベンチマークソフトの「BBench」を使い、電源プランをdv2の標準設定で駆動時間を簡単に計測してみた。結果は2時間43分で、カタログ値の77%程度。本格的なモバイルユースには力不足のようだ。

dv2の底面とバッテリー

dv2の底面とバッテリー。6セルタイプは通常なら“大容量”と呼ばれる程度だが、dv2のバッテリー駆動時間は長い方ではない

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