あれも痛いこれも痛いもっと痛いもっともっと痛い
痛車で街興し! 萌フェスで鷲宮が萌えた!
2009年07月23日 22時30分更新
萌えで街を活性化!
アニメ「らき☆すた」の聖地と言えば「鷲宮神社」、ひいては「鷲宮町」であることは有名だ。地元自治体とアニメがコラボレーションした街興しの成功例として、全国的に知られている。
これまでも、らき☆すたの声優を呼んだり、らき☆すた御輿(みこし)を登場させたりと、話題を振りまいてきたが、ついに痛車を使ったイベントが18日に鷲宮町庁舎駐車場で開催された。その名も「萌フェス in 鷲宮2009 ~あなたが痛いから~」だ! ASCII.jpの痛車記事を見ればわかる通り、らき☆すた痛車というのは非常に多い。それこそキャンピングカーから輸入車まで、らき☆すた痛車は幅広く存在するのだから、イベントの主役になるのは自然の流れだろう。
イベント主催者によると、日頃痛車で鷲宮神社に来てくれるファンがいるが、そのハデな外見から地元民からは暴走族と勘違いされることが少なくなかったという。しかし、痛車乗りは暴走族ではない。そのような誤解を晴らし、痛車文化を地元の人たちに理解してもらおうと開催したとのこと。実行委員会スタッフは総勢60名ほどで、地元の青年会、婦人会以外にも痛車好きからボランティアの申し出もあったという。
痛車のエントリーは当初30台だったが、応募が60台以上あったため、急遽40台に拡大された。展示するための写真審査では、違法改造と一目でわかるクルマは残念ながら遠慮してもらったそうだ。確かに、痛車を理解してもらうのに、違法改造車が展示されていたのでは余計誤解を生んでしまうというもの。さすが、これまで数々の地元イベントを成功させているだけある。最終的に、展示車は痛単車、痛チャリ含めて36台だった。
当日は朝から雨だったが、イベント開始時刻にはすっかり上がり、地元の人、らき☆すたファン、痛車オーナーが一体となってイベントを楽しんだ。地元商工会の飲食店やおもちゃ屋さんがブースを出展し、それぞれ自慢の飲食メニューを競い合う「M級グルメ 萌え度セレクション」が開催されたり、人気イラストレーターの西又葵氏が描いた鷲宮・幸手オリジナルキャラクターの名前を募集したり、萌版青年の主張ともいえる「鷲宮の中心で萌を叫ぶ」などなど、来た人を飽きさせない工夫が随所に盛り込まれているイベントだった。なお、イベント終了後はそのまま鷲宮神社へ参拝に行った人もいた。
鷲宮町は2010年に合併が予定されており、「鷲宮」という名前が残るかどうかわからないため、イベントも存続の危機にあるという。せっかく、ここまでファンと地域住民が一体となって盛り上がってきたのだから、なんとかみんながハッピーになれるような結果になってほしいものである。
それでは、次のページからはエントリーしていた痛車・痛単車・痛チャリたちを紹介しよう!
(次のページへ続く)
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