GPU機能を強化した東芝のゲーミングノート
東芝「dynabook Qosmio WXW/79HW」
東芝の「dynabook Qosmio WXW/79HW」(以下Qosmio WXW)は、同社の直販サイト「Shop 1048」で購入できるウェブ限定ノートだ。ゲームを強く意識して、GPU機能の強化を図った製品である。
まず驚くのが、「これが国内メーカーのノートか」と思わせる大胆なデザインだ。バックパネルには炎をイメージしたプリントが施され、ヒンジ部付近にあるスピーカーやスライドパッド部分は、使用時に赤く光るギミックを組み込む。
ボディーの四隅にスピーカーが配置されているだけでなく、底面にはさらにサブウーファーも搭載。オプションなしでサラウンド環境を実現できるようになっている。音質もパソコンの内蔵スピーカーとしては優秀で、ゲームの効果音を楽しむには十分だ。
スペックを見ていこう。ディスプレーは1680×1050ドットの17型ワイドサイズで、CPUはCore 2 Duo T9550(2.66GHz)を搭載。メモリーは標準で2GB。ストレージは128GB SSD+160GB HDDか、160GB HDD×2といった構成から選択可能で、光学ドライブにはDVDスーパーマルチドライブを搭載している。
注目のGPUは、GeForce 9800M GTS(メモリー1GB)を採用する。旧世代となったGeForce 9シリーズのラインナップでは上位に位置するGPUだ。仕様面ではGeForce GTX 280M/260Mより若干下のランク、と考えればよい。
なお、Qosmio WXWは今回の3製品で唯一、OSに32bit版のWindows Vistaを採用している。ゲームの中には64bit版のOSで動作しないものも僅かながらある。Qosmio WXWであれば、そんなゲームでもすぐに楽しめる。人によってはこれは外せないポイントと言えよう。
キーボードはテンキー付きの日本語キーボード。特に省略されたキーはないが、EnterキーやBackspaceキーの幅が狭く押しづらい。また、ボディーの手前にスピーカがあるため、FPSなどで一般的なWASDキーに指を置くと、手の平でスピーカを半分ほど塞ぐことになる。特に不快感はなかったが、人によっては気になるかもしれない。
dynabook Qosmio WXW/79HWの主な仕様 | |
---|---|
CPU | Core 2 Duo T9550(2.66GHz) |
メモリー | 2GB |
グラフィックス | GeForce 9800M GTS |
ディスプレー | 17型ワイド 1680×1050ドット |
HDD | 320GB(160GB×2) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g/n(Draft 2.0) |
カードスロット | ExpressCard/54、ブリッジメディアスロット(SD/SDHCメモリーカード、メモリースティック/PRO、xD-ピクチャーカードなどに対応) |
インターフェース | USB 2.0×4(うち1はeSATA共用)、IEEE 1394、HDMI出力、アナログRGB出力、光デジタルオーディオ出力(丸形)、10/100/1000BASE-T LANなど |
サイズ | 幅412×奥行き306×高さ43.2~62.5mm |
質量 | 約4.3kg |
OS | Windows Vista Home Premium SP1 32bit版 |
価格 | 25万円 |
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