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大きな画面ででっかく楽しむ!魅惑のデカノート特集 第2回

迫力のゲームを堪能するゲーミングデカノートを選ぶ!

2009年07月22日 19時00分更新

文● 伊藤裕也

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ゲームのための最強ノートが日本上陸
デル「Alienware M17x」

Alienware M17x

デル「Alienware M17x」

 デルの「Alienware M17x」は、ゲーマー向けのハイスペックパソコンを展開するブランドとして米国で知られる「Alienware」の最新ゲーミングノート。快適なゲームプレイを目的として設計された「ゲームのためのパソコン」で、Alienwareブランドの日本初上陸の製品である。

 このAlienware M17xを手にしてまず感じるのは、なんといっても遊び心だ。ボディー前面は車のエアロバンパーのようなデザインとするなど、個性的な形状をしている。ボディー表面には、傷や磨耗を防ぐためのアルマイト加工が施されている。カラーは3種類から選択可能で、評価機は落ち着いた黒の「スペース・ブラック」である。

 電源を入れると内部に埋め込まれたLEDが点灯して、前面からキーボードまで、ボディー全体がライトアップされる。さらに、キーボードやタッチパッド周囲で点灯する色は、付属ユーティリティーによって自由に変更でき、気分に合わせて楽しめる。

スピーカーが赤く発光

動作時は前面左右にあるスピーカーが赤く発光。さらにキーボード全体やロゴ、タッチパッド周囲も明るく輝く

トレードマークであるエイリアンが埋め込まれたバックパネル。電源投入時には怪しい光で自己主張をする

AlienFX Editor

ライトアップのカラーを指定する「AlienFX Editor」。キーボードであれば、4ヵ所に分けてそれぞれ別の色にできるなど細かい調整が可能だ

 少々変わった演出が盛りだくさんのノートなので、面白いと好む人がいる一方で、拒否反応を示す人もいそうだ。しかし、Alienware M17xは強力なパーツを搭載するゲーミングノートで、その実力は本物だ。

本体前面

本体前面。中央部がわずかに手前側にせり出しており、スポーツカーのエアロバンパーのように見える

本体背面

本体背面。排熱のため、メッシュの通気口が全体に設けられている。端子類は電源のみ

本体左側面

本体左側面。アナログRGB出力にHDMI出力、DisplayPort出力といった映像出力をはじめ、USBポート×2やIEEE 1394、eSATAといった各種入出力インターフェースを装備

本体右側面

本体右側面。5.1チャンネル分のオーディオ出力とUSB、カードスロットなどを備える。光学ドライブはスロットイン方式


GeForce GTX 280M/260MのSLIに対応

 主要コンポーネントはBTO方式による柔軟なカスタマイズが可能だ。CPUやGPU、メモリー、HDDはもちろん、ディスプレーにキーボードまで指定できる。特にGPUは、NVIDIAのノート向けGPUとして最上位に位置するGeForce GTX 280M×2のSLI構成も用意するなど、強力な3Dグラフィック性能を実現できるノートとなっている。なお今回の試用機は、CPUがCore 2 Extreme Q9300でGPUはGeForce GTX 260M×2のSLI構成となっている。

テンキー付きのキーボード(英語キー)

テンキー付きのキーボードは、日本語キーボードのほかに写真のような英語キーボードも選択できる。欧米のゲームをよくプレイするゲーマーには嬉しい配慮

本体底面

本体底面。中央のメッシュからCPUファンが見える。両脇のメッシュの中には、GeForce GTX 260Mが1基ずつ装着されている

 またAlienware M17xは、使用するGPUを使用者が強制変更できる「ステルスモード」も搭載する。このモードは省電力機能のひとつで、オンにするとGeForce GTX 280M/260Mをシステムから切り離し、以降の画面描画をチップセット内蔵のGeForce 9400Mで行なうようになる。モード変更にはOSの再起動をともなうが、デルはこれにより消費電力を最大240Wから最大65Wまで低減できるとしている。発熱や消費電力が気になる人には興味深い機能といえよう。

Alienware M17xの主な仕様(試用機)
CPU Core 2 Extreme QX9300(2.53GHz)
メモリー 4GB
グラフィックス GeForce GTX 260M SLI
ディスプレー 17型ワイド、1440×900ドット
ストレージ HDD 640GB(320GB×2)
光学ドライブ BDコンボドライブ
無線通信機能 IEEE 802.11a/b/g/n(Draft 2.0)、Bluetooth 2.1
カードスロット ExpressCard/54、内蔵メディアカードリーダー(SDメモリーカード、メモリースティック/PROなどに対応)
インターフェース USB 2.0×5(うち1はeSATA共用)、IEEE 1394、DisplayPort出力、HDMI出力、アナログRGB出力、10/100/1000BASE-T LANなど
サイズ 幅406×奥行き321×高さ51.3~53.6mm
質量 約5.3kg(最小構成時)
バッテリー駆動時間 約2.5時間程度
OS Windows Vista Home Premium 64bit版
価格(試用機の場合、HDDは1TB) 46万1440円

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