「FMV-BIBLO NF/D70N」＆「FMV-BIBLO S/D55N」
そろそろ買えちゃう！ お手頃になった富士通のBD搭載ノートPC (3/3)
2009年07月31日 10時00分更新
使い勝手のよいNFシリーズ
スタイリッシュなデザインが魅力のSシリーズ
BDドライブを搭載できる（している）点は両機種で共通しているが、そのコンセプトは大きく異なっている。
FMV-BIBLO NF/D70Nの左右側面。右側面（下）にはeSATA端子も搭載する
前背面。背面（下）にはUSB 2.0×3にIEEE 1394端子を搭載するなど端子類は豊富
まずFMV-BIBLO NF/D70Nはデスクトップパソコン並の使い勝手を、ノートパソコンで実現しているのが大きな特徴だ。液晶ディスプレーは15.6型ワイドと大きく、細かな文字でもしっかり視認できる。特にオフィスアプリケーションやウェブブラウザーにおいて、視認性が高いことのメリットは大きい。
FMV-BIBLO NF/D70N（左）とFMV-BIBLO S/D55N（右）のキーボード。FMV-BIBLO NF/D70Nはテンキーつきだ
さらに使い勝手を高めているのがキーボードに用意されたテンキーだ。キーボードの1列目にも数字キーはあるが、テンキーであれば右手だけで素早い入力が可能で、表計算ソフトなどを利用する際のストレスが大幅に軽減される。またいずれのキーも約18.4mmのキーピッチが確保されており、打鍵しやすいことも使い勝手を高めている。
美しい「オーシャンブラック」カラーはFMV-BIBLO S/D55Nのみのカラーリングだ
FMV BIBLO S/D55Nは、リビングにおいても違和感がないスタイリッシュなデザインが特徴だ。本体は各コーナー部分が緩やかにカーブしているラウンドフォルムデザインで、見た目に美しいだけでなく手にしたときの収まりもよい。天板の「オーシャンブラック」カラーは落ち着いた雰囲気を生み出しており、性別や年齢に関わらず使える印象に仕上がっている。
FMV-BIBLO S/D55Nの左右側面。左側面（上）にはHDMI端子のほかIEEE 1394端子、アナログRGB出力などを備える
本体サイズは幅338×奥行き250×高さ39（最薄部36）mmで重量は約2.5kgと、屋内での移動であれば問題なく持ち運べる。本体は14.1型ワイドの液晶ディスプレー搭載機としては比較的コンパクトで、利用時に大きな場所を必要とせず、収納性が高いこともポイントだ。
使い方に合わせてさまざまなカスタマイズが可能であることも、富士通 WEB MARTオリジナルモデルであるFMV-BIBLO NF/D70NとFMV BIBLO S/D55Nの大きな魅力だ。選択肢は豊富でCPUやメモリ、HDD容量、無線LANの有無などが指定できる。
価格はFMV-BIBLO NF/D70Nがインテル® CoreTM 2 Duo プロセッサー P8700（2.53GHz）と2GBのメモリ、約250GBのHDD、Blu-rayドライブ搭載、無線LANなしという構成で13万8300円。
一方FMV BIBLO S/D55Nは、インテル® CoreTM 2 Duo プロセッサー P8700（2.53GHz）と2GBのメモリ、約160GBのHDD、Blu-rayドライブ搭載、無線LANなしの構成で12万2300円である。いずれもBDドライブ搭載の価格であることを考えるとお買い得である（価格はいずれも2009年7月31日現在）。
なお、デジタルビデオカメラで撮影した映像を取り込んで編集したり、BDメディアへ書き出すということであれば、メモリーとHDDを多く積んでおくことで作業は大幅に快適になる。FMV-BIBLO NF/D70NとFMV BIBLO S/D55Nのいずれの製品でも、メモリは4GB、HDDは約500GBが上限となっているので、それぞれ最大容量搭載するのが望ましい。
BDを搭載しても10万円台前半の高いコストパフォーマンス
このように両モデルともに魅力ある製品に仕上がっているが、BDの視聴やデジタルビデオカメラで撮影した映像の記録に加え、ワープロや表計算ソフトなどオフィスアプリケーションも使いたいというユーザーには、画面が大きいため文字が見やすく、またテンキーが使えるFMV-BIBLO NF/D70Nをオススメしたい。デスクトップパソコンの代替機としてももってこいで、特に長時間作業する場合には、使い勝手に配慮された本機のメリットが十分に生かされるはずだ。
一方、FMV BIBLO S/D55Nは、スタイルや省スペース性にこだわりたいユーザー向けの1台だ。特にリビングでの利用を中心に考えるのであれば、デザインのよさや利用時／収納時ともに場所を取らないことの利点は大きく、また自分の部屋や書斎などにそのまま持ち運んで使えるサイズ／重量であることもポイントだ。
