それぞれの製品で見せ方が異なるEPG
テレビ機能の使い勝手に関わる、電子番組表(EPG)や録画について見ていこう。
EPGは3製品とも当然搭載するが、番組の表示方法やデータの取得方法は製品により大きく異なる。例えばデータの取得方法は、Qosmio G50/98Jが放送波からの取得であるのに対し、BIBLO NW/D90Dではインターネット経由でダウンロードする方式をとる。表示については各製品で独自の工夫がなされている。画面で見てみよう。
番組の録画方法は、視聴中に録画ボタンを押す方法や、時刻指定、EPGを用いる録画予約などがあるが、3製品とも対応している。
録画モードに関しては、今回取り上げた製品の中ではQosmio G50/98JだけがH.264による長時間録画モードを搭載する。VGN-AW52JGBとBIBLO NW/D90Dの2製品では長時間録画モードはなく、地デジをそのまま録るTS録画のみだ。
ところで、VGN-AW52JGBとQosmio G50/98Jは前ページで触れたようにダブルチューナー構成であり、2番組までの同時録画に対応する。アニメやドラマは決まった時間帯に複数の番組が重なりやすいため、シングルチューナー構成だとどうしても録りきれないことが多い。お気に入りの番組を逃したくない人はダブルチューナー構成を最も重視するといいだろう。
録画した番組の管理は、基本的にリストまたはサムネイルで表示するかたちをとる。この中で特に注目したいのがVGN-AW52JGBだ。VGN-AW52JGBではウインドウ左側にチャンネル・カテゴリ別の項目が用意されており、その項目選択により希望する番組を絞り込める。
録画した番組をジャンルなどで検索する機能は、Qosmio G50/98JやBIBLO NW/D90Dも搭載している。だが、画面上の項目を選ぶだけの直感的操作で希望する番組を即座に絞り込めるのは、VGN-AW52JGBの大きな魅力だ。
目的とするシーンに即ジャンプ!
番組再生では便利機能がある製品も
録画番組の再生では、スロー再生やコマ送りといった特殊再生をまずチェック。Qosmio G50/98JとBIBLO NW/D90Dはスロー再生が、VGN-AW52JGBはコマ送りが可能だ。
さらにVGN-AW52JGBとQosmio G50/98Jでは、面白い機能を搭載している。VGN-AW52JGBの「フィルムロール」「カタログビュー」、Qosmio G50/98Jの「顔deナビ」がその機能である。顔deナビは紹介ページですでに触れているとおり、番組の中に登場した人物の顔を一覧表示できる機能のことだ。人の顔を指定するとその人物の登場シーンにジャンプできる便利な機能である。
フィルムロールは、番組のシーン一覧を映画のフィルムのように並べて表示する機能である。フィルムロール状のコマを選択すると、そのシーンに直接ジャンプできる。一方カタログビューは、インターネット経由で取得した番組の詳細情報、番組内で紹介されたアイテムや場所の関連情報を表示できる機能で、番組の詳細情報を指定すればそのシーンにジャンプもできる(関連記事)。
このカタログビューが実に優れた機能で、目的の情報を探したり時間を節約したい場合に重宝する。情報の提供地域や提供チャンネルにより整備されてない情報があったり、取得できる情報が番組によってばらつきがあるが、情報が充実しているときの内容は相当のものだ。
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