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コスト削減100本ノック 第9回

定額制通話の登場でますます利用価値が高まった

【9本目】iPhone+グループウェアで業務効率もアップ

2009年07月22日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp
記事協力●ネオジャパン

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テレコムサービスがdesknet'sと携帯電話を組み合わせる理由

 このiPhone版/S!アプリ版とdesknet’sを組み合わせ、法人に積極的に販売しているのが、テレコムサービスである。

 テレコムサービスは、「ソフトバンクショップ」「ソフトバンクモバイル専売店」を中心とした全国1388店舗(2009年3月末)を展開する国内有数の販売代理店である。個人ユーザーへの直接販売や他の販売パートナーへの販売支援のほか、法人への販売も注力している。

iPhone 3Gに関しても専属のスタッフを用意し、店頭での販売を強化している

コスト削減や業務効率化を実現する法人向けのサービスにも注力している

 今回のソフトバンクモバイルの携帯電話とdesknet’sを組み合わせた販売は、同社がもともとdesknet’sのユーザーだったことから、生まれてきたメニューだ。「ユーザーだからわかることも多いですし、お客様にもメリットをきちんとお伝えできます。iPhone版・S!アプリ版のクライアントも実際に使ってみましたが、Webブラウザよりレスポンスがよいですし、操作も簡単、快適に利用できます。」(テレコムサービス株式会社 経営管理本部部長 小倉 哲雄氏)とソフトバンクモバイルの携帯電話、特にiPhoneとdesknet’sの提案に力を入れる。

desknet’sのメリットについて語るテレコムサービス株式会社 経営管理本部部長 小倉 哲雄氏

 テレコムサービスでは業務効率の向上とコスト削減をペアにして、企業に提案していくという。「どこの会社も通信コストの削減にはかなり積極的で、多くの企業もホワイトプランのような基本料金の低額化への移行は一通り済ませている状態です。これに加え、残業代や紙代、管理コストなどのコスト削減を訴求していきます。まだ試算中段階ですが、より詳細にコスト合理化出来る事に疑う余地はありません。」(小倉氏)との自信を持って進めていく。

 ソフトバンクモバイルの携帯電話+desknet’sのもう1つの売りはセキュリティだ。企業で携帯電話を使うとなるとセキュリティも考慮しなければならない。携帯電話を紛失した場合にはアドレス帳データやメール内の重要なビジネス情報が漏えいしてしまう可能性がある。しかし、desknet’sの場合、アドレス帳もメールデータもサーバ側に保存されており、利用する場合はログイン時にIDとパスワードを入力する必要がある。もちろん、S!アプリのアドレス帳から直接電話やメールができるので、使い勝手はローカルにあるアドレス帳と変わらない。業務端末として、有効といえるのだ。

 大きな業務改善とコスト削減効果を生むグループウェアのモバイル利用だが、今までなかなか普及しなかった。しかし、SaaS型での利用も可能なdesknet’sと、使い勝手のよいiPhone 3G/S!アプリクライアント、そして定額制のソフトバンクモバイルの料金プランという、まさに黄金の組み合わせが実現した。携帯電話の業務活用を検討しているユーザーであれば、最初に検討したいプランだ。

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