先日、ソニーとキヤノンから手ブレ補正機能を強化したハイビジョンビデオカメラが立て続けにリリースされ(関連記事1、関連記事2)、注目を集めているようだ。しかし、手ブレ補正においては、すでにパナソニックが機能強化モデルを6月25日に発売している。
今年の夏のトレンドを先取りし、ある意味フライング気味に発売されたパナソニックのハイビジョンビデオカメラについて、改めてレビューしてみたい。
3MOSセンサー搭載の上位機種「HDC-TM350」
同社おなじみの3MOSセンサー(305万画素×3)を搭載する「HDC-TM350」(実売価格14万8000円)は、記録媒体に64GBの内蔵メモリーとSDメモリーカードを採用した、メモリー記録タイプの上位機種だ。
大きな特徴は、光学式手ブレ補正機能に「アクティブモード」が追加されていること。補正用のレンズ動作エリアを拡大することで、歩き撮り時の大きく揺れる動きのブレを抑える。光学12倍ズームレンズはライカディコマーレンズを採用するなど、光学系や主な機能は従来モデルを踏襲している。
内蔵の64GBメモリーには、フルハイビジョン画質で約16時間40分の長時間録画が可能。ちなみに、同じ3MOSセンサー採用で240GBのHDDとSDメモリーカードスロットを搭載する「HDC-HS350」(予想実売価格15万円前後)も7月25日に発売される。
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