デザインバリエーションで差別化
デル「Studio 17」
デルのノートパソコンラインナップの中で、個性的デザインの製品を取りそろえているのが「Studio」シリーズだ。画面サイズが17型の製品と15.6・15.4型の製品の2ラインナップがあるが、ここで紹介する「Studio 17」は、前者の17型ディスプレーを搭載したモデルだ。大幅な割引価格の適用により、最小構成では8万9980円とまさに激安。ここではその最小構成モデルを取り上げて紹介する。
コストパフォーマンスの高い基本機能
Studio 17は、ほかのデル製品と同様、CTO方式による豊富なカスタマイズで自分好みのハードウェア構成が可能だ。最小構成の場合、CPUはCore 2 Duo P8600(2.40GHz)、メモリーが4GB、HDDが500GB搭載され、ディスプレーは17型ワイド・1440×900ドットとなる。なお、1920×1200ドットの高解像度ディスプレーも選択可能で、最小構成からディスプレーだけこれに変えた場合、価格は10万5730円となる。激安と言うほどではないが、これでも十分安価だ。
グラフィックス機能には、独立GPUのMobility Radeon HD 3650が採用されている。光学ドライブこそDVDスーパーマルチながら、スペック的には充実した非常にコストパフォーマンスの高い製品となっている。
カラーと天板デザインのバリエーションが豊富
Studioシリーズの特長は、豊富なカラーバリエーションと個性的なデザインモデルの天板がそろっていること。Studio 17にも8色+8種の天板が用意される。カラーバリエーションの選択は追加料金(3150~8925円)が発生するが、個性を追求したいならカスタマイズしたいところだ。
天板の色とデザインは豊富だが、本体部分の色は共通である。上の写真にある「グラファイトグレー」天板デザインと同様に、パームレスト部には地図の等高線のような模様がプリントされる。それほど目立つデザインでもなく、光の角度によってちらりと見える程度なのでわずらわしさはない。
パームレストとタッチパッド部分は一体化されたつなぎ目のないデザインで、パッド部分が1mm程度低くなっている。上下左右のスクロール機能もあり、それなりに使いやすい。
Media Directと連動した
光学センサー式マルチメディアボタン
キーボードはテンキー付きで、キーピッチは約19mm、キーストロークは約2.5mmでやや堅い印象はあるが打鍵しやすい。多くの文字入力をこなす人にも使いやすいキーボードだ。
キーボード上部には、タッチセンサー式の「マルチメディアボタン」が装備されている。タッチするとデルオリジナルのメディア再生ソフト「Media Direct」が起動し、音楽CDやDVDを再生できる。
メモリーカードスロット(SD/SDHCメモリーカードやxD-ピクチャーカード、メモリースティックなどに対応)やExpressCard/54スロット、IEEE 1394といった一般的なインターフェース類は不足なく装備している。
Studio 17 の主な仕様 | |
---|---|
CPU | Core 2 Duo P8600(2.40GHz) |
メモリー | 4GB |
グラフィックス | Mobility Radeon HD 3650(メモリー256MB) |
ディスプレー | 17型ワイド 1440×900ドット |
HDD | 500GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
無線通信機能 | IEEE 802.11a/b/g/n(Draft 2.0) |
カードスロット | ExpressCard/54、メモリーカードスロット(SDメモリーカード、メモリースティック/PRO、xD-ピクチャーカードなどに対応) |
インターフェース | USB 2.0×5(うち1はeSATA共用)、IEEE1394、HDMI出力、アナログRGB出力、10/100/1000BASE-T LANなど |
サイズ | 幅393×奥行き289×高さ30~43mm |
質量 | 約3.55kg |
バッテリー駆動時間 | 非公開 |
OS | Windows Vista Home Premium SP1 32bit版 |
価格 | 8万9980円から |
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