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CPU負荷を33%、メモリー使用量を67%軽減!

ネットブックに特化した無料セキュリティーソフト登場

2009年07月16日 06時00分更新

文● 企画報道編集部

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 ネットブックの急速な普及で、ビジネスシーンにもネットブックを見かけるケースが増えてきた。しかし、一般的なノートPCと比べると非力なCPU(Atomシリーズ)やHDD/SSD容量のため、ソフトウェアなども削って工夫しながら使っているという方が多いだろう。

Kingsoft Internet Security U Service Pack 1 quick

Kingsoft Internet Security U Service Pack 1 quickのロゴ

 削るべきでないのは分かっていても、CPU負荷を考えるとできればセキュリティーソフトを入れたくない、というユーザーの声に応えるべく、キングソフトからネットブックに特化したという「Kingsoft Internet Security U Service Pack 1 quick」が7月15日にリリースされた。

 広告表示がある無料と、広告非表示の有料版の2種類がダウンロード提供されている。有料版は1年契約の980円と、無期限の1980円の2種類。このほかパッケージ版も今秋発売予定(価格は未定)。対応OSはWindows Vista/XP/2000。

 末尾にquickが付いたこの製品は、「Kingsoft Internet Security U Service Pack 1」と併売される。両者の主な違いは、スキャン時のCPU負荷やメモリー使用量の低減、脆弱性チェック機能を提供する「Kingsoft SecurityCare SP1」の省略、アップデート頻度の低下(1日1回のみ)など。

 同社の測定によると、スキャン時間は従来版より約56%高速化され、スキャン時のCPU使用率は約33%、メモリー使用率は約67%低減しているという。さらにSecurityCare SP1の省略などにより、インストール時のファイルサイズを75MBに減少させている(従来は228MB)。

 従来版に比べてアップデートの頻度が低いため、世界的なウイルス/ワームの流行が会った場合には不安を覚えるが、モバイルノートはデスクトップPCや机上で使うノートPCのように常時インターネットに接続しているわけではないだろう。リスクを理解した上で、ネットブックを少しでも快適に使いたい、という方には選択肢のひとつになりそうだ。


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