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ヴイエムウェア、仮想化環境用の管理ツール3製品を発表

コスト算出や開発をサポート!VMwareの新ツール

2009年07月15日 10時00分更新

文● 金子拓郎/TECH.ASCII.jp

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7月14日、ヴイエムウェアはVMwareの仮想化コストの算出や開発、パフォーマンス管理などを実現する3種類のツールを発表した。発表にともない開催された発表会では、実際のデモも行なわれ、各ツールの特徴やメリットが紹介された。

 ヴイエムウェアは7月14日、都内の本社で新製品記者説明会を開催。ストラテジックアライアンス テクニカルアライアンスマネージャの名倉丈雄氏によって、仮想化環境用のコスト算出製品「vCenter Chargeback 1.0」と開発テストツール「vCenter Lab Manager 4.0」、そして仮想マシン内のアプリケーションのパフォーマンス管理ツール「vCenter AppSpeed 1.0」が披露された。

仮想化環境のコスト分担はどう決める?

 vCenter Chargeback 1.0は7月14日に出荷が開始された新製品で、仮想化環境の使用状況に応じたコストを算出するツールだ。

vCenter Chargebackの機能

 そもそも、企業が業務用のサーバを導入した場合、そのサーバを利用する部門が導入コストやランニングコストを負担することになる。物理サーバであればコストの算出は難しくはない。サーバの購入金額からその部門が負担する導入コストを導くことが可能であり、日々の消費電力や利用するスペースなどからランニングコストが算出できるからだ。

 ところが、仮想環境ではこうしたコスト計算が難しくなる。たとえば、1台の物理サーバ上で4部門分の仮想マシンが稼働している場合、コストを均等に4等分することが公平とはいえない。ある部門はCPU負荷の高い仮想マシンを利用し、別の部門はCPU負荷は少ないがメモリ使用量が多い用途に使っているとしたら、どのようにコストを分担すればよいのだろうか?

 こうした仮想化環境でのコスト分配の算出に力を発揮するのが、vCenter Chargeback 1.0だ。vCenter Chargeback 1.0は、

  1. 利用している仮想マシンの数単位でのコスト算出
  2. 割り当てられているリソースに基づくコスト算出
  3. 実際に利用したリソースに基づくコスト算出

が行なえる。もちろん、仮想マシンあたりの単価やリソースあたりの費用など、金額のベースは管理者が別途決定する必要はある。しかし、それを決めさえすれば、あとは自動的に部門単位や仮想マシンごとの負担金額が算出される仕組みだ。

 なお、2と3のリソースに基づくコスト算出では、CPUやメモリ、ネットワークトラフィック、ディスク容量などを算出基準として設定できる。1~3を混在させたコスト体系も可能となっている。

3通りあるコスト算出方法

 vCenter Chargeback 1.0の価格(市場予想価格)は、CPU1ソケットあたり9万3000円(税別)となる。vCenter Chargeback 1.0をインストールするサーバのCPUソケット単位の課金であり、対象とする物理サーバや仮想マシンの数にライセンス上の制限はない。

(次ページ、「仮想化環境のテストを支援するLab Manager」)


 

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