カスタムオーダーできるケータイ
「N-08A マイセレクトモデル」
だったら、オーダーメイドができるケータイがあったらどうか。こうして登場したのが、N-08Aのマイセレクトモデルである。
7月13日正午から受け付けを開始したが、ネット上での受付は開始15分ほどで「本日受付終了」となってしまった。翌日以降はまた10時から受け付けるとのことだが、さっそく入手困難なモデルになりつつある。
今回の端末について、日本電気株式会社 モバイルターミナル事業本部の有田行男氏、後藤充宏氏にお話をうかがった。まずは、なぜこのようなカスタムオーダーの端末を企画したのか?という質問をしてみた。
「これまでのケータイには着せ替えモデルなどはありましたが、組み立ててユーザーの手元に届ける端末は初めてになります。世の中でカスタムオーダーと言えばパソコンです。しかしその世界ではCPUやメモリといった中身のカスタマイズが基本でした。ケータイで同じような事ができないかと考えたとき、機能ではなく外観をカスタマイズできたらいいのではないか、と思いました」(後藤氏)
身につけるモノで言えば、男性のYシャツやジャケットはかなりオーダーメイドが幅広く取り入れられている。その証である刺繍を入れたりするなど、楽しみ方も拡がる。同様に気軽に身につけているケータイをいかにオーダーするか、と考えたとき、色、テクスチャ、そして外観のちょっとした刺繍のようなアクセントが選ばれた。
「今回カスタマイズできるのは3点です。端末カラーをホワイト/ピンクから、また液晶背面のパネルのパターンを千鳥格子(ベースモデル)/ハート/フラワーから、そして端末の一部にあしらわれている着信ランプをAからZまでの飾り英字かハート/千鳥/フラワーなどの記号から選べます。イニシャルを選んでいただいたり、好きな柄をあしらった端末にすると、よりケータイを自分に近づけ、自分だけのモノとしての意味合いが強まると考えました」(後藤氏)
この連載の記事
-
第100回
スマホ
ケータイの“ミクロな魅力”とは、なんだったのか? -
第99回
スマホ
フォロワー計32万人の2人が語る2009年のiPhoneとメディア -
第98回
スマホ
写真で振り返るケータイ10のミクロなシーン -
第97回
スマホ
ケータイが支える、マイクロ化と遍在化するメディア -
第96回
スマホ
ノマドワークのインフラをどう整えるか? -
第95回
スマホ
冬春モデル発表会で見えた、本当に欲しいケータイ -
第94回
スマホ
デザインから考える、ケータイのこれから -
第93回
スマホ
次の自動車社会とケータイとの関係 -
第92回
スマホ
モバイルアプリを実際に作るにあたっての考察 -
第91回
スマホ
楽しい使い方は現在模索中の「セカイカメラ」 -
第90回
スマホ
iPhoneと過ごしたNYとメキシコの旅でわかったこと - この連載の一覧へ