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ウィルコム、スマートフォンを健康機器や訪問看護と連携

2009年07月13日 21時51分更新

文● ASCII.jp編集部

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訪問看護師の仕事を楽にする
スマートフォンを用いたソリューション

伊藤誠一氏

ヴィータ 伊藤誠一氏

 訪問看護師の支援ソリューション「ほうもん看護 サポート・モビ」については、ウィルコムとともに共同開発を行なった株式会社ヴィータの伊藤誠一氏によって、説明が進められた。

 訪問看護サービスが現在置かれている状況として、看護師不足が深刻な問題となっている。その解決策としては、看護師資格を所有しながら現在働いていない、55~60万人程度の人たちに復職してもらうことが挙げられた。

訪問看護業界が抱える現状

現在は重症患者でも長期入院が困難になり、在宅医療が重要視されている。しかし、介護保険の在宅サービスの利用者が急増している一方で、訪問介護サービスの利用数が増えない背景には看護師不足の問題が存在するという

 「ほうもん看護 サポート・モビ」では、ウィルコムのスマートフォンを用いて、看護師が訪問先で看護記録を作成、サーバーにその情報を転送する。これにより医師との間で看護記録の共有ができ、医師の的確な指示にもとづいての看護が可能になる。また看護師にとっても書類作成のためにオフィスに戻る必要が無くなり、就労時間の短縮化、そして家庭との両立が容易になるとのことだ。

ほうもん看護 サポート・モビの利用例

ほうもん看護 サポート・モビの利用例

 作成した看護記録はブラザー工業製のモバイルプリンターを用い、その場で出力できる。この看護記録は月1回患者の家族に渡せば法的には問題無いが、訪問ごとに渡すことで家族との信頼関係が結びやすくなるという。

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