その3:Macってどんなビデオ編集ソフトがあるの?
よく「Windowsに比べてソフトの少なさが欠点」と言われるMacだが、元々映像作品の制作現場で重宝されてきた実績があるだけに、こと「ビデオ編集」というジャンルについて言えばさまざまなソフトが揃っている。スキルや目的に応じて選ぼう。
簡易ビデオ編集ソフト
不要部分を削るカット編集であれば、標準でMacにインストールされている「QuickTime Player」をPro版にアップグレードすれば十分だ。初期状態はビデオの再生しかできないQuickTime Playerも、オンラインのApple Storeでシリアル番号を購入すれば編集が可能になる(Apple Storeで見る)。
フリーで利用できるものでは、簡易的なカット編集や多彩なファイル変換機能を備えるオンラインウェア「MPEG Streamclip」などがオススメだ(関連リンク)。
一般向けビデオ編集ソフト
ビデオカメラからの取り込み/編集/書き出しという流れを一手に担う編集ソフトというジャンルでも、いくつか選べる。初心者向けなら今回から紹介する「iMovie」が最適だ。ちょっと背伸びをしたいなら同じアップルの「FinalCut Express」もある。
プロ向けビデオ編集ソフト
本格的に使うなら、プロ向けの統合パッケージ「FinalCut Studio」「Adobe Premiere Pro」などを選ぶといいだろう。
その4:iMovieって何ができる?
というわけで、いよいよ本題のiMovieである。「Macを買えば付いてくるソフトでしょ?」と侮ることなかれ。実はフルハイビジョンビデオの取り込みからカット編集、さまざまな演出効果に至るまで、すべてカバーできる本格的なビデオ編集ソフトなのだ。
シーンの切り替え時に挟んで雰囲気を劇的に変化させる「トランジション」や、テロップやスタッフロールなどを挿入できる「タイトル」、'09で新たに加わったワンタッチの演出手法「テーマ」など、ビデオ編集の経験がなくても、プロ顔負けの映像作品を作り上げられるのがiMovieの大きな特徴だ。
書き出し機能の充実にも注目。YouTubeやMobileMeによるネットへの公開、iDVDとの連携によるDVDビデオ作成、iPodやiPhoneへの持ち出しなど、自慢の映像作品をバシバシ公開する手段も豊富に用意されているのだ。
トランジション
タイトル
書き出し機能
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