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新世代のデータセンター資産管理ツールをビジュアル解説

データセンター設計はアボセントの「AMIE」におまかせ

2009年07月13日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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KVMスイッチやシリアル機器、電源管理などITインフラの統合管理製品を提供するアボセントジャパンは、新たに「AMIE(エミー)」と呼ばれるデータセンター資産管理ツールを提供開始した。見ればなかなかよくできたこのツールで、データセンターの設計や管理がどう変わるのだろうか?

課題の多いデータセンター設計
解決策は?

 ITのインフラを一手に担うデータセンターだが、その設計は非常に難しい。ラックの利用を適切に行なうとともに、電力の利用効率を最大化しつつ、コストや人的リソースを抑えるという複雑な方程式を解いていく必要がある。

 しかし、多くのデータセンター事業者は、この方程式の解を導き出せてはいないらしい。米国のデータセンター事業者の団体であるAFCOM(Association for Data Center Professionals)が19のデータセンターについて調べたところ、平均で2.6倍のコスト超過に見舞われているという。また、消費電力の40~60パーセントは冷却用途に使用されているという状態とのこと。適切な設計ができれば、超過コストを下げ、利益を生みだしたり、サービスに転嫁することが可能になるはずだ。

AMIEについて説明するアボセントジャパン株式会社 マネージメントシステム部 エンタープライズセールスエンジニアマネージャーの長谷川和宏氏(左)とシニアセールスマネージャーの瀧澤 寛氏(右)

 これを実現するのが、アボセントのデータセンター資産管理ツール「AMIE(Avocent MergePoint Infrastructure Explorer)」である。アボセントジャパンの長谷川和宏氏は「データセンターの物理的な設計やデザイン、ドキュメント化、そしてレポーティングなどを総合に行なうのがAMIEです。AMIEを使えば、データセンターの物理資産を一望し、ライフサイクルをきちんと回すことが可能になります」とAMIEについてこう説明する。

百聞は一見にしかず
ビジュアルで見る「AMIE」

 AMIE本体はLinux/Windows上で動作するソフトウェアで、米国では昨年から販売されているという。日本ではAMIEのバージョン2.0が6月から出荷されている。

 AMIEでなにができるのかは、実は画面を見た方が早いだろう。今回はグローバルに展開しているデータセンター事業者での運用・管理やプランニングという設定で、大量にキャプチャ画面を用意してもらったので、これを元に説明する。まずはログインといくつかのビューを見ていこう。

Webブラウザを経由して、AMIEにログインするGlobal Viewでは世界地図上で、どこにデータセンターがあるかを確認できる
見たいデータセンターを選ぶとフロア全体が上から俯瞰できる「Plan View」へPlan Viewでは後述の通りプランニングや現状把握に役立てられる
ラック内を正面から見られるRack Viewへ。右側にはデバイスや消費電力や重さなどの情報表示ラックを拡大すると、各種サーバやネットワーク機器などが選択できる
もちろんラックの背面も見られる。まさに現場にいるのと同じ感覚だサーバやスイッチのケーブルの結線を見る「Connection View」もある

 このようにAMIEでは、データセンターの物理インフラをビジュアル画面でグリグリ見ることができる。もちろん3Dというわけにはいかないが、まるで実際のデータセンターの中で作業するように各機器の状態が確認できるわけだ。

(次ページ、電力消費やキャパシティをプランニング)


 

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