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編集者の眼第1回

ピンクチラシに学ぶレスポンス広告のノウハウ (2/3)

2009年07月10日 20時52分更新

文●中野克平/Web Professional編集部

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よくできたネットショップのWebページを観察してみよう

 レスポンス広告の手法がピンクチラシに使われていることはいいとして、ネットショップにも使えるのだろうか。そこで、ある巨峰農家のネットショップA店のページをレスポンス広告の観点で見ていこう。

レスポンス広告

「巨峰販売5週連続1位」は、セオリーどおりのページづくりで勝ち取ったのだろうか


ニュース性
「今年もやってきました!わけありぶどう」がA店のニュース性だ。いつも安いのではなく、今だけ安いことを記載している。
ニュースがもたらすメリット
贈答用の大きなぶどうの収穫が終わった後で収穫したので、養分をしっかり吸収し、糖度が高く、甘いことをアピールしている。
メリットの理由
粒の大きさが不揃いなので「わけあり」。贈答用にはできず、安価に販売すると説明している。
広告主自身の信頼感
産地農家直営店であること、自家製肥料を使い、農薬の使用を最低限に抑えていると説明し、ネットショップの信頼感をアピールしている。
第三者による信頼性
5週連続でモール1位、リピーター続出など、第三者の視点でネットショップの信頼性を表現している。

 レスポンス広告の5つの必須要素がきちんとページに盛り込まれているではないか。ピンクチラシやレスポンス広告と聞くと胡散臭さを感じるかも知れないが、お客さまのメリットや信頼感の説明は、どんなショップでも重要だ。商売の本流をきちんと実践しているのはさすがである。

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