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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第52回

本能を隠す必要なんてない さらしる氏の生存証明

2009年07月14日 13時00分更新

文● 古田雄介

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100%本心でかーず氏に嫉妬心を燃やす

―― 嫌われる恐怖を感じる一方、かーずさんには思い切りケンカをふっかけていますね。ちょうどかーずさんが声優さんへ取材したり一緒にネットラジオしたりした頃、「いまサイト管理人の中で一番枕営業に近い男ことかーずSPの中の人が……」などの過激なコメントをしたり(笑)。あれは台本通りなんですか? それとも本気でケンカを売ったんですか?

さらしる えーと、半分半分ですね。最初にケンカをふっかける前に一度会っていたんですよ。サイト上の人格と実際会った感覚で、多少無茶しても受け入れてくれる人だろうという感覚は何となく持っていました。

 とはいえ、1回挨拶したくらいの人間がああいう物言いをしたら、さすがにちょっと怒られるんじゃないかと覚悟していましたね。でもそうじゃなかったから、「もうちょっと突っ込んでも大丈夫かな」と、ちょっとずつエスカレートしたりして。やっぱり、あんなキャラクターを持っているのに、誰もいじらないのはもったいないですよ。

過去ログをまとめた「ー`)<淡々と更新し続けるぞ雑記。ωもみゅもみゅ やっつけblog版」では、かーずさんが声優さん関連の活動をするたびに、嫉妬の炎を燃やすさらしる氏のコメントが読める


―― かーずさん絡みでよく嫉妬を表明していますが、あれはどれだけ本心なんですか?

さらしる え? いや、100%本心ですよ。モモーイ(人気声優の桃井はるこさんの愛称)のラジオに製麺業(かーず氏のこと。同氏の本業が製麺業であることから)が出演したときなんか、ラジオを聞いて47分くらい経ったときに「死にたい」と本当に思いましたから。そういう意味で、自分に嘘は何一つついていないですね。誇張もしていません。


―― さらしるさんもネットラジオのパーソナリティをしていますが、それはかーずさんの活動に刺激を受けてですか?

さらしる それはありますね。あの人がやらなかったら、俺も確実にやっていないです。ネットラジオは2008年から始めていますが、本当最近は空気が変わって、サイト管理人としてそういう活動がやりやすくなったというのがあります。製麺業がそういう空気を切り開いたかは知りませんけど。

 まあ、俺の場合はニュースサイトの管理人というのが第一にあって、何か活動する機会があればやってみたいなというくらいです。そういう気になれるというのも、幸せなことですね。

当連載第24回でかーず氏へインタビューした記事にも、「ああああの製麺業め!!!!!アスキーにまで登場してきやがった!!!!!」と気持ちがいいほど嫉妬心を燃やしたコメントを残していた


―― ちなみに、ニュースサイトの管理人さん同士で実際に会う機会は多いのですか?

さらしる 人によりけりでしょうね。俺は自分からオフ会を開かないので、あまり会っていないほうだと思います。

 中には、コミケ終了後に170人を集めて、有名な声優さんや漫画家さんを呼んで鍋をつつくというようなことをする人(※編集部注:かーず氏のこと)もいますけど。そういうのに呼ばれたら行くくらいです。でも、かーずさんからはあまり呼ばれないですね。なんでですかね。嫌われているからですかね。

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