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第20回 国際文具・紙製品展レポート 第3弾

ISOTと併催イベントで見つけたオフィス役立ち製品たち

2009年07月10日 15時00分更新

文● 行正和義

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オフィスの緑化はまず室内・壁面から!?

グリーンファサード・ピクセル

壁面を緑で埋めた巨大なグリーンを持つ東邦レオ。「グリーンファサード・ピクセル」と呼ばれ、フレームに15cm四方のボックスをはめ込んで作られているため、設置・管理が容易なほか、ピクセルを配置することで社名など文字を構成することもできる。このほか各種屋上緑化、屋内グリーンなども展示

 オフィス家具EXPOでは海外(アジア圏)の椅子、オフィス家具メーカーのブースが多く、日本での代理店募集をかけているブースを多く見かけた。会場で一風変わったものとしては、オフィスビルの外装・内壁を緑化プランを提唱した東邦レオおよび日比谷花壇のブース。

bi-wall

インテリアスケープ(日比谷花壇グループ)の屋内グリーン「bi-wall」(ビオール)。まるで額縁に飾られたアートのような印象となる。大規模な屋外壁面緑化から屋内緑化まで幅広いラインナップを持つ

 オフィスビル壁面緑化によるヒートアイランド対策、蒸散効果による省エネ、エコ対策へのアピールなどもあるが、なによりオフィスの内外にグリーンがあればそれだけでも安らいだ印象となる。


重要機密文書はトイレットペーパーにして
使って水に流してしまえ!

ホワイトゴート

残念ながら実機の展示は間に合わなかったそうだが、オフィスに置ける程度(キャビネットサイズ)の設置場所とAC100V、特別な給排水設備なしで書類ゴミをトイレットペーパーにしてしまう「ホワイトゴート」は、社内だけで機密文書を処理してしまうという意味ではかなり究極な機密保持&リサイクルシステムと言えるかもしれない

 同時開催の「第4回 オフィスセキュリティEXPO」では、ここ最近のセキュリティ関連のショウと同様に各種災害時に備えてオフィスが常備しておくべき災害対処用品、話題のパンデミック対策機材などが中心。そのなかでも数社が「機密文書処理フェア」を展示していたのが面白い。

 文書の機密性を保つ電子タグなども注目したいが、オフィスから排出される書類ゴミに対し、機密性を保ったまま再生紙とするまでを保証するという鶴見製紙やナカバヤシの展示は機密対策としては重要だろう。各種シュレッダーに加えてナカバヤシの開発したシュレッダー書類と水を放り込めば毎時2ロールの速度でトイレットペーパーを製造するという「ホワイトゴート」はかなり注目したい。


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