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物欲AVコモノ道 第14回

ワイヤレスでサラウンドな2万円ヘッドフォン一体どれがいい?

2009年07月10日 12時00分更新

文● 川添貴生/インサイトイメージ

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音の特性と機能は三者三様

 今回3製品をテストしたが、それぞれ個性があって1台を選ぶのは難しい。あえて言えば迫力あるサウンドが楽しみたいならソニー MDR-DS4000、全般的にバランスがよくソースを選ばずに使えるパイオニア SE-DIR800CII、サラウンドを堪能したいならパナソニック RP-WF6000ということになるだろうか。

 なお、音切れ対策のため、2.4GHzの電波を使用するワイヤレスサラウンドヘッドフォンが増えており、今回の製品でもパナソニックのRP-WF6000で採用されている。確かに遮蔽物には強いが、普通にテレビの前で使うのであれば赤外線伝送方式でも特に不都合は感じなかった。ただ設置位置を選ぶのは事実で、たとえば液晶テレビの背後にトランスミッターを置くような使い方は厳しい。

 また、今回使っていて気づいたのだが、トランスミッターは意外と大きい。MDR-DS4000やRP-WF6000は、トランスミッターにヘッドフォンを置いて充電するため、さらにスペースが必要になる。こうした伝送形式やスペースのことを考えると、購入する前に設置場所を検討しておきたい。

 ちなみに、冒頭で触れた編集担当者は「MDR-DS4000の重低音が素敵なんだけど、RP-WF6000の電波伝送というのも、ちょこまか動き回る僕にとっては捨てがたい。そして自宅のテレビの周辺スペースを考えると、SE-DIR800CIIの小さめのトランスミッターはありがたいし……」と、頭を抱えている。

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