三洋電機から、 リムーバブルHDD「iVDR」への録画が可能なデジタルテレビチューナー「repoch」(リポック、IVR-S100M)が発表された。希望小売価格は6万1950円で、発売は9月1日。
チューナーは地上/BS/110度CSデジタル放送に対応。Ethernet端子を搭載しており、「アクトビラ ビデオ・フル」、「アクトビラ ビデオ」、「アクトビラ ベーシック」に対応する予定だ(今秋予定されている放送波アップデートにて)。
電子番組表(EPG)も完備しており、番組表からの録画予約も可能。同梱される160GBのiVDRメディアに地デジのハイビジョン番組を約20時間録画できる。
ただし、一般的なデジタルレコーダーと比べて機能的には絞られており、データ放送や双方向サービスには非対応。HDMI出力も1080iまでで、録画に関してもトランスレートなどは行われず、放送された番組をそのままiVDRに記録する形になる。
その分、本体は幅約230mm×奥行き約170×高さ約41mmと小型化されており、小さいテレビの隣に置いても違和感がないという。
メディアの価格がネックか!?
本機はデジタルレコーダーではなく、デジタルチューナーに付加価値をつけた製品という位置づけで、最新の薄型テレビよりもブラウン管テレビと接続することを意識している。
そう考えると“実売で5万円を切るぐらい”という本体価格は高い気もするが、デジタル3波対応チューナー搭載でアクトビラ対応、160GB HDD(iVDR)同梱ということを考えると、妥当と言えなくもない。
ただしiVDRメディアの価格が高めで、実勢価格は160GBで1万7000円前後、320GBで2万7000円前後。片面一層(25GB)10枚パックのBD-Rメディアが実売5000円前後で買えることを考えると、保存する媒体としてはメディア代がネックになりそうな気がする。