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極めろ!デスクトップカスタマイズ 第11回

仮想デスクトップでたくさんのアプリを同時に駆使する

2009年07月08日 16時00分更新

文● 柳谷智宣

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仮想デスクトップをさらに使いこなす

 アプリケーションのカテゴリーごとにデスクトップを分けると、使い勝手がいい。例えば、ひとつ目のデスクトップには、仕事で使っているWordとWebブラウザー、2つ目のデスクトップにはメールソフトとSkype、Twitterなどコミュニケーションツールを起動しておく。作業が一段落したら、ホットキーを押して、新着メッセージをチェックし、すぐに元の作業に戻れるのが便利。

 mixiのチェック中でも、ショートカットキー1発でデスクトップが変わる「ボスが来た!」ソフトのように活用する手もある。ほかのデスクトップで開いているウインドウのタスクボタンは表示されないので、単に最小化するよりも確実だ。

 仮想デスクトップの使い分けを覚えるのに手間取るなら、それぞれの画面で壁紙を替えるとわかりやすい。オプションの「壁紙」タブで、それぞれの画面の壁紙を指定できる(最大で10画面まで)。

デスクトップ別の壁紙設定画面

デスクトップ別の壁紙設定画面。対応するデスクトップ番号の「Refer」をクリックして壁紙の画像を指定する

作業内容ごとに仮想デスクトップを使い分けてみた

作業内容ごとに仮想デスクトップを使い分けてみた。「Ctrl+Alt+2」を上段中央のコミュニケーションツール画面、「Ctrl+Alt+3」を上段右のゲーム画面に割り当てた。「Ctrl+Alt+1」で瞬時に上段左の企画書の作成に戻れる


そのほかの仮想デスクトップソフト

 Virtual Desktop以外にも、たくさんの仮想デスクトップソフトが公開されている。古くからあるソフトなので、中にはVistaに正式対応していないソフトもある(実際には動いてしまうことが多いが)。それぞれのソフトごとに特色があるので、気になる機能があったら試してみよう。

WinDeskWide(作者:SOTA氏、フリーソフト、対応OS:Windows XP/2000 http://bluecard.no-ip.com/freeware/WinDeskWide/
 起動するソフトごとに表示位置を設定し、一気に振り分けられる仮想デスクトップソフト。「スタートアップ」に普段利用するソフトを全部登録しておき、表示する仮想デスクトップを指定しておけば、自動的に最適な作業環境ができあがる。
「WinDeskWide」の設定画面

「WinDeskWide」の設定画面。「設定」→「振り分け」タブで、ソフトを表示する仮想デスクトップを指定する。切り替え画面の右クリックメニューから「振り分け」をクリックすると、実行パスやウインドウタイトルを参照して、ウインドウが移動する

Virtual Desktop Manager(作者:マイクロソフト、フリーソフト、対応OS:Windows XP http://www.microsoft.com/windowsxp/downloads/powertoys/xppowertoys.mspx
 マイクロソフトが提供している仮想デスクトップソフト。「Microsoft PowerToys for Windows XP」のダウンロードページから「Deskman.exe」を入手できる。最大4画面を利用でき、ツールバーのボタンをクリックして切り替える。画面を4分割するプレビューが便利だ。
「Virtual Desktop Manager」の設定画面

「Virtual Desktop Manager」で4つの仮想デスクトップを作った状態。ツールバーの「Preview」をクリックすると、仮想デスクトップの縮小画面が確認できる。画面をクリックすると、その仮想デスクトップが表示される


筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。Netbookからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートPCは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、PCやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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