日本アイビーエムは7月6日、1本のEthernetケーブルにIP(Internet Protocol)とFC(Fiber Channel)の両データを流せるブレードスイッチ「BNT 10ポート 10Gb イーサネット・スイッチ・モジュール for IBM BladeCenter」を発表した。
これは、Ethernet上にFCを載せるFCoE(Fiber Channel over Converged Enhanced Ethernet)に対応した、BladeCenter H/HT用のスイッチ。FCoE製品を使うことで、物理的に1本のケーブルと1個のネットワークアダプタでIPとFCのネットワークに接続が可能になる。そのためケーブルやアダプタの数が削減でき、システムの消費電力の低下が実現するほか、保守や管理も容易になるという。
インターフェイス1つあたりの通信速度は10Gbpsで、BladeCenter Hのシャーシに本製品を4台搭載すると1.92Tbpsの内部通信が可能になる。また外部との通信用には、10GbE対応のEthernetインターフェイス(SFP+)×10ポートを搭載。合計の最大通信速度は100Gbpsとなる。
価格は165万9000円(税込)で、日本IBMならびにIBMのビジネス・パートナーから販売する。
