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1本のEthernetケーブルでIPとFCが同居

最大速度は1.92Tbps!日本IBM、FCoE対応ブレードスイッチ

2009年07月07日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 日本アイビーエムは7月6日、1本のEthernetケーブルにIP(Internet Protocol)とFC(Fiber Channel)の両データを流せるブレードスイッチ「BNT 10ポート 10Gb イーサネット・スイッチ・モジュール for IBM BladeCenter」を発表した。

レイヤ3のルーティング機能も持つFCoCEEスイッチ「BNT 10ポート 10Gb イーサネット・スイッチ・モジュール for IBM BladeCenter」

 これは、Ethernet上にFCを載せるFCoE(Fiber Channel over Converged Enhanced Ethernet)に対応した、BladeCenter H/HT用のスイッチ。FCoE製品を使うことで、物理的に1本のケーブルと1個のネットワークアダプタでIPとFCのネットワークに接続が可能になる。そのためケーブルやアダプタの数が削減でき、システムの消費電力の低下が実現するほか、保守や管理も容易になるという。

 インターフェイス1つあたりの通信速度は10Gbpsで、BladeCenter Hのシャーシに本製品を4台搭載すると1.92Tbpsの内部通信が可能になる。また外部との通信用には、10GbE対応のEthernetインターフェイス(SFP+)×10ポートを搭載。合計の最大通信速度は100Gbpsとなる。

 価格は165万9000円(税込)で、日本IBMならびにIBMのビジネス・パートナーから販売する。

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