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「Excel VBA」でプログラム入門 第5回

Excel VBA実践編 III――繰り返しや条件別指定も

2009年07月06日 06時00分更新

文● 矢野まど佳、熊谷よし

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困ったときの対処法…2
マクロ実行中にエラーが出たらデバック機能を使う

 作成したマクロを実行した際にエラーが発生することはよくあります。エラーの原因としては、コードのスペルミスや単語自体の間違いなどの単純なミスや、構文の間違いなどいろいろありますが、いずれにせよ修正をしなくては正しく動作しません。

エラー画面が表示された

エラー発生を告げる画面が表示されたら[デバッグ]をクリック

 エラーが発生すると、エラーメッセージとともに自動的にVBエディタが表示されます。多くのエラーでは、エラー画面に「デバッグ」というボタンが表示されます。「デバッグ」とは、プログラムの誤りを探して修正するという意味。表示された画面で「デバッグ」を選択すると、エラーが発生した部分のコードが黄色くハイライト表示されます。ここでコードを確認して、正しいコードに修正します。

エラーが発生した場所がハイライト表示される

エラーが発生した場所がハイライト表示されるので、内容を修正する。ここでは、シート名が間違っていたのでシート名を修正

 エラーの多くはスペルミスです。スペルミスを事前に見分ける方法としてすべて小文字(または大文字)で入力する方法があります。正しいコードの場合は改行すると、1文字目が大文字に2文字目以降が小文字に自動変換されます。変換されなかった場所はスペルが間違っていることになるので、入力中に確認することができます。

修正したら[継続]ボタンをクリック

修正したら、Visual Basicツールバーの[継続]ボタンをクリック。エラーが発生した行を含む先の行が実行される

 修正が終わったあとは、発生以降の動作を継続して、ほかにエラーの有無を調べられます。


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本記事は「アスキードットPC 2007年2月号」の特別付録を元に、編集・再構成したものです。




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