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Excelで極める「1枚企画書」 第2回

Excel「1枚企画書」の“必勝フォーマット”

2009年07月13日 09時00分更新

文● 竹島愼一郎

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作成法
スピーディーに企画に取り掛かれる「基本フォーマット」

 企画書では、通常、トップ(一番上)に「タイトル」や「日付」を入れます。「方眼フォーマット」を「タイトルスペース」(上)と「コンテンツエリア」(下)に分けたものが図Cです。これが企画書の原型となるもので、「ベースフォーマット」といいます。メーキャップにたとえると、ファンデーションのようなものだと考えるといいでしょう。

 「タイトル」や「日付」のほか、企画書では「社名」や「部署名」「作成者名」など、書き入れる項目はだいたい決まっています。それならば、「ベースフォーマット」にあらかじめそれらを記載しておけば、すぐに目的とする企画書に取り掛かることができます。そうして作られたのが図Dの「基本フォーマット」です。

ベースフォーマット

図C 上下に2つのエリアを設けた「ベースフォーマット」

基本フォーマット

図D 企画書作成の原型となる「基本フォーマット」

 図Dは社内文書を想定したフォーマットなので、左上には「企画書番号」を入れてありますが、社外への提案文書の場合、ここには「(株)アスキー・メディアワークス御中」というように相手方の「宛名」を書き入れることになります。

 下のスペースには左側に「社名」、右側に「部署名」+「作成者名」を記載します。社内文書なので「社名」は必要ないと思われるかもしれませんが、左右のバランスを取るため、左側に書き入れておくといいでしょう。

 企画書を通すとき、数人の上司に決裁を仰ぐ稟議制度というものを設けている会社も多いことでしょう。そういう職場ではトップの「タイトルスペース」の右側に、押印をするエリアを設けておきます。

 プリントアウトして実際に押印をすることもできますが、メールに企画書を添付してパソコン上で処理するのが慣例だという職場の場合、図Eのように、基本図形の円(楕円)とテキストを組みあわせた「デジタル判子」といったものを作っておいて、決裁が済んだ上司から順にこれを押す(貼り付ける)という方法もあります。

デジタル判子

図E 稟議の決裁に便利な「デジタル判子」(右上)

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