英語の効果的な学習手段として英語字幕の洋画を見るという方法がある。話し言葉程度の短いセンテンスならばそれほど高度なリーディング能力を要求されないし、耳で聞くネイティブスピーカーの発音も相まって学習効果が高い。
また、セリフとシチュエーションが判っていれば、たとえ初見の言い回しでもとりあえず意味を類推することができるし、どんなケースで使われる言い回しなのかも分かりやすい。特に何度も見た好みの映画であれば場面ごとのセリフも覚えてしまうので、和訳なしでも目と耳から入ってくる英語によって自然に“英語耳”が身に付くというもの(関連サイト)。
ネットブックでも見られるUメモな映画
英語学習に役立つ機能を搭載したプレーヤーソフト
ソースネクストの「超字幕」シリーズは、映画配給会社のパラマウントとの提携によってさまざまな映画コンテンツに英語字幕/日本語字幕を表示させつつ効率的に英語学習ができるようにしたもの。USBメモリーでのソフト供給形態「Uメモ」のラインナップとして販売されるため、光ドライブを装備しないネットブック/UMPCでも利用できる利点がある。
映画のプレーヤーソフトは、映画自体の表示に加えて英語のみ・日本語のみ・英日ならべての字幕表示を切り替えられるのが最大の特徴だ(純粋に映画を楽しむために、字幕なしでの視聴も可能)。
単なる英語/日本語の字幕表示切り替えだけなら、多くのDVDプレーヤー/DVDコンテンツが対応しているが、英語と日本語の同時表示できるものはほとんどない。さらにワンクリックで表示スタイルを切り替えながら見られるため、「今そのセリフをもう一度!」と思ったときにすぐ確認できるのがありがたい。
字幕なしでヒアリング学習、英文のみ表示でのリーディング学習、意味が判らない部分は日本語表示と、自分の英語の熟達度や学習方法に合わせることができる。しかも、そのセリフが終わらないうちに切り替えられる手軽さは、映画を楽しむというリズム感も損なわない。
プレーヤーでは巻き戻しや早送りなどが可能なのはもちろんだが、スクロールするセリフの流れをクリックするとそのシーンにジャンプできるので、セリフを主体で見る英語学習にも大いに役立つ。さらには0.8倍のスロー再生(音の高さはそれほど変化しないので聞き取りやすい)、セリフ単位での1回/3回リピート再生も可能なので、ちょっと早めなセリフでも聞き取りやすい。
そのほか、電子辞書(リーダーズ英和辞典、リーダーズ・プラス)を搭載しているため、セリフの英単語にマウスカーソルを合わせるだけで意味がポップアップ表示される。知らない単語が使われたときは当然ながら、英語独特の言い回し(スラング)を意訳しているときなどにも重宝する。
★
英語に限らず語学学習というのはやはり反復学習が重要ではあるが、同じテキストを何度も繰り返し使うだけではモチベーションもなかなか上がらないもの。映画ならば退屈しにくいし、日本語字幕/英日字幕/英語字幕/字幕なしでそれぞれ見比べることによって新しい発見もあるはず。
それこそセリフを全部覚えてしまうほど“大好きな映画”というものが誰しも1本くらいはあると思うが、それを原語で、しかも自分でも喋れるくらいに覚えてみるというのは、英語学習のひとつの動機付けになるだろう。
(c) SOURCENEXT CORPORATION
「フォレスト・ガンプ一期一会」TM, (r) & Copyright (c) 2009 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
超字幕の主なスペック | |
---|---|
シリーズ名 | 超字幕 |
供給形式 | USBメモリー(容量2GB) |
対応機種 | Windows Vista/XP SP2以上(Windows 7 RC動作確認済み) |