インタビュー記事を読んで恐る恐るコンタクト
それにしても一体、このイベントはどうやって実現したのだろうか。神奈川県子ども会連合会事務局の増井保幸さんに伺った。
―― 神奈川県子連はどういう組織ですか?
増井 横浜市と川崎市を除いた県内31市町村子ども会の連合組織です。地域を基盤としたボランティア組織で、年齢の異なる子ども同士の交流などを目的にしています。
―― 増井さんのシンセ歴は?
増井 シンセ歴どころか楽器歴もありません。natto21さんの「RYDEEN」が衝撃的で、即Amazonで購入しました。このソフトなら楽器が弾けない私でも、作りたい曲を作れるのかもと。実際そんなに甘くなかったですが。それが今年の2月頃です。
―― 「DS-10キャラバン!」が成立した経緯を教えてください。
増井 佐野さんがインタビューで「音楽室を電子音で埋めたいんですよ。全国の小学校関係者の皆さんは、ぜひご連絡ください!」と話している記事があったんです。子ども会ならできそうだし、この機を逃しちゃだめだと。
―― それでコンタクトを取ったんですね?
増井 mixiで佐野さんを見つけて恐る恐るメッセージを送ったところ、ビックリする速さで返事が来て「ぜひ1度会ってお話がしたい」と。そこから日程調整をしはじめ、3ヵ月という突貫工事でイベント開催までこぎつけました。
※イベント前に子ども会のリーダー向けに行なわれた講習会の模様。佐野氏のムチャ振りに応じ、その場で打ち込んだ「おもちゃのチャチャチャ」を披露するケイシコイシ(ヨナオケイシ+Koishistyle)のお二人