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ECナビ、auの回線を用いた携帯電話事業をスタート

2009年07月02日 21時37分更新

文● ASCII.jp編集部

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 価格情報の比較サイトで知られる「ECナビ」が、auのインフラを用いたMVNOによって、携帯電話事業に参入することを発表した。実際のサービス開始は8月3日より。

ECナビ

価格比較サイト「ECナビ」。ECナビのポイントは同社が運営しているポイント交換サービス「PeX」を経由して、電子マネーやAmazonのギフト券などに変換できる

 サービス名称は「ECナビケータイ」。料金コースについては、auの料金コースに準じたもので、もっとも安価な「<ECN> プランSS」では月額の基本使用料は980円から(無料通話1050円分を含む)。

料金プラン

現時点で公開されている料金プラン。基本的にauと同等の内容になっている

 一方、ECナビケータイの最大の特徴となるのがポイントシステム。ECナビでは従来から、同サイトを通じたショッピングやアンケートへの回答などで、「ECナビ」が貯まる仕組みになってきたが、これをケータイにも適用する。

 具体的には月ごとの利用料金に対してポイントが付き、月額3000円以上のユーザーには6%、また8月中に契約したユーザーにはキャンペーンとして、2年間に限って10%のポイントが還元されるサービスが予定されている。さらに購入時の特典として端末の金額に応じて、4万~5万ポイント(4000~5000円相当)が付与される。

 用意される端末はauからすでにリリースされている「SH001」「SH002」「K002」のECナビケータイ版。端末にECナビのロゴが入るほかは、基本的な機能に違いはない。また、MNPによる他キャリアからの移行も可能。端末はECナビからのオンライン販売のみとなる。

ECN-SH002

「ECN-SH002」はauで「SH002」として販売されている製品の同等モデルで、いわゆる“ソーラーケータイ”。裏面にECナビのロゴが付いている

 今回のECナビケータイの事業展開は、伊藤忠商事傘下でMVNO事業者向けにソリューションを提供するインフォニックス社と協力する形で行なわれ、ECナビは実際のサービスや販促に重点を絞った形でビジネスを展開していく。ディズニー・モバイルに続く、MVNOを活用した新しい形のケータイビジネスと言えそうだ。

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