疑問 その3
電話機でデータ通信できる?
答え
可能だが、ドコモなどでは音声サービスと共存は困難
普通のケータイやPHSでデータ通信をすることも可能だ。特にイー・モバイルやウィルコムの多くの端末は、USBケーブルでPCに接続すると通信アダプタと同じように通信ができる。データ通信の料金もパケット定額の上限と同じに抑えられるプランが用意されている。
また、イー・モバイルでは「H11LC」というデータ通信端末がある。見た目からもわかるように音声通話機能も装備しており、普段はデータ端末として、そして予備の電話として活用できる。
一方ドコモやauの場合は、やや注意してほしい。たとえばドコモの「定額データプラン」では音声通話のサービスを利用することはできない。通常の音声向けプランである「タイプSS バリュー」などと「パケ・ホーダイ ダブル」を組み合わせた場合でも、PCと接続してのデータ通信は可能だが、そのときのパケット通信料の上限額は1万3650円になってしまう。音声端末とデータ端末を別々に持って、それぞれパケットを上限まで使った場合と比べても、さらに高いので正直微妙なところだろう。
また、ドコモはパケット定額ではなく、パケット割引(従量制)を利用している人もいるだろう。その場合は青天井であり、多額の請求をされる場合もあるので注意したい。
なお、ケータイとPCへの接続には通常USBケーブルを使う。付属していない場合は、別途購入が必要である。
以上、使い勝手と料金を考えるなら、ドコモユーザーの場合は、素直にデータ通信カードを購入したほうがよさそうだ。
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