疑問 その6
海外でもデータ通信はできる?
答え
可能だが、料金的にはやや現実味に欠ける
ドコモのL-02A/L-05Aなど、国際ローミングに対応した端末とサービスに加入していれば通信自体は可能。
問題は料金面。定額では使えないので現実的ではない。まず、ドコモの「WORLD WING」の場合、通信料は1パケット0.2円。これは1MBあたり約1650円。ちょっとWebサイトを見たり、OSのアップデートがかかったりするだけで、万単位の請求書が送られてくる計算になる。利用にはよく注意したい。
またイー・モバイルについてもほぼ同様。1KBあたり2円なので、正直個人ユーザーが使うのは厳しい部分がある。
ただしドコモについてはアジア諸国やアメリカ、イギリス、フランスなどの事業者と提携し、半定額的なサービスを用意している。これは1日あたり、1万パケットまでは従量制で、1万パケットから12万パケットまでは2000円で利用できるというもの(それを超えるぶんについては再び従量制)。
12万パケット=約14.5MBなので、メールの確認と最低限のWebチェックならば十分使えそうだ。ただし、1日の範囲(日本時間を適用)の算定などには複雑な部分もあるので、よくよく注意して利用したい。
この連載の記事
-
第4回
スマホ
自宅回線はもう不要 無線データ通信ですべてをこなす -
第3回
スマホ
公衆無線LANサービスを併用して、さらに快適通信 -
第2回
スマホ
ネットブックとのセットは得か損か? 料金を徹底検証 -
第1回
スマホ
速度は? 価格は? 各社の無線データサービスをチェック -
スマホ
本当に使える無線データ通信はこれだ! - この連載の一覧へ