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本当に使える無線データ通信はこれだ! 第5回

無線データ通信のわからないことを総ざらえ

2009年06月30日 18時00分更新

文● 小林 誠/ゴーズ、ASCII.jp編集部

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疑問 その6
海外でもデータ通信はできる?

答え
可能だが、料金的にはやや現実味に欠ける

 ドコモのL-02A/L-05Aなど、国際ローミングに対応した端末とサービスに加入していれば通信自体は可能。

 問題は料金面。定額では使えないので現実的ではない。まず、ドコモの「WORLD WING」の場合、通信料は1パケット0.2円。これは1MBあたり約1650円。ちょっとWebサイトを見たり、OSのアップデートがかかったりするだけで、万単位の請求書が送られてくる計算になる。利用にはよく注意したい。

 またイー・モバイルについてもほぼ同様。1KBあたり2円なので、正直個人ユーザーが使うのは厳しい部分がある。

 ただしドコモについてはアジア諸国やアメリカ、イギリス、フランスなどの事業者と提携し、半定額的なサービスを用意している。これは1日あたり、1万パケットまでは従量制で、1万パケットから12万パケットまでは2000円で利用できるというもの(それを超えるぶんについては再び従量制)。

半定額制

提携事業者があるエリアでは、1日につき14MB強までの通信を2000円で利用できる。最低限必要なやりとりには十分なレベルだと思われるが、それを超えると再び従量制なので注意が必要だ

 12万パケット=約14.5MBなので、メールの確認と最低限のWebチェックならば十分使えそうだ。ただし、1日の範囲(日本時間を適用)の算定などには複雑な部分もあるので、よくよく注意して利用したい。

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