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ここがスゴいぞっ! iLife ’09 第10回

今日からDJ GarageBandでポッドキャスト作り!

2009年06月30日 16時50分更新

文● 内山秀樹

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細部のツメでクオリティーアップ!

 ポッドキャストで一番大切なのはもちろんトーク内容だろうが、「細部のツメ」も番組のクオリティーを引き上げる意味で重要だろう。ポッドキャストでは、アートワークやチャプターが利用できる。

 アートワークは、通常の曲ではアルバムジャケットとして使われている項目だ。ポッドキャストでは、「拡張ポッドキャスト」(エンハンスドポッドキャスト)と呼ばれるフォーマットを使うことで、番組内に複数のアートワークを設定しておける。手持ちの画像やiPhotoライブラリからメディアブラウザを通して画像を貼り付けておこう。

 同時にチャプターを利用すれば、DVDなどでよく見かけるチャプター単位で再生場所を選んだり、ウェブサイトと連携するといった芸当も実現可能だ。

画面右下の「フィルム/音符」ボタンをクリックして、メディアブラウザを表示。今回はiPhotoライブラリに登録された写真を「Podcast Track」にドラッグ&ドロップで貼り付けた。画面左下の「Podcastマーカー」にある「エピソードのアートワーク」も忘れずに設定しておこう


いよいよネットに公開!

 アートワークやチャプターといったデコレーション部分の調整を終えたら、いよいよインターネット上に自分の番組を公開しよう。

 通常はポッドキャストの公開にもウェブサイトを作った上で、面倒な手順が必要になるが、その辺もGarageBandは考えられている。前回も紹介したように、「共有」メニューから「iWebにPodcastを送信」を選べば、同じiLifeに含まれる「iWeb」が立ち上がる。あとは現れたテンプレートから「Podcast」を選択することで、手軽にポッドキャスト対応のウェブサイトが作れるというわけだ。

iWebにPodcastを送信にする際には、複数アートワークやチャプター、URLリンクなどを有効にするため、圧縮方法として「AACエンコーダ」を選択しておく必要がある

 iWebにはiTunes Storeに自分のポッドキャストを登録する機能も用意されている。iWebのファイルメニューから「PodcastをiTunesに送信」を選ぶと、iTunes Storeでの表示に必要なコピーライト、カテゴリ、言語などの付加的情報を入力できるダイアログが表示されるので、適宜情報を入力し最後に「公開と送信」ボタンをクリックすれば送信完了だ。

 iTunes Store側での処理が終了すれば、有名ポッドキャスト番組などに混じって、自分のポッドキャストも閲覧することができるようになる。楽しみに待とう!

iWebから、iTunes StoreにGarageBandで作成したポッドキャストに関する情報を送信できる。ここで設定したカテゴリは、そのままiTunes Store内の「Poadcasts」ディレクトリでのカテゴリとして反映される。さらに自分のポッドキャストのRSSフィードを送信することもできる

iWebで作ったポッドキャスト対応サイトの作成例。ポッドキャスト本体のファイルは、画像付きのMP4(.m4a)で保存されているため、ウェブ上ではQuickTimeによるプレビュー機能でまるで紙芝居のように楽しめる。もちろん、チャプターの選択も可能だ

サンプルはこちら


※次回はマイク選びやエフェクトなど、ポッドキャスト収録の上級編をお届けするぞ!


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