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本当に使える無線データ通信はこれだ! 第3回

公衆無線LANサービスを併用して、さらに快適通信

2009年06月28日 18時00分更新

文● 二瓶 朗、ASCII.jp編集部

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 まず、現在主要な公衆無線LANサービスは2系統に分類される。具体的にはソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」と、NTT系のサービスだ。

全国のマクドナルドで使えるBBモバイルポイント
発見しやすさ、使いやすさは◎

BBモバイルポイント

 「BBモバイルポイント」が設置されている有名チェーンはなんといっても全国のマクドナルド。しかも無線LANが設置されている場所は3000ヵ所以上もある(総店舗数は約3700)。マクドナルドを発見すれば、ほぼBBモバイルポイントがあるというわかりやすい図式だ。しかもマクドナルドはドリンクも100円程度から。公衆無線LANサービスの使いやすさでは群を抜いている。

 あとは「銀座ルノアール」やJR東日本/西日本の一部駅などがエリアに含まれる。

都心の地下鉄駅に強いNTT系
見た目3つのサービスに分かれている

Mzone
mopera U
フレッツ・スポット
HOTSPOT

 一方のNTT系は「MzoneMopera U」「フレッツ・スポット」「HOTSPOT」といった形で提供されている。MzoneはNTTドコモ、フレッツ・スポットはNTT東日本/西日本、HOTSPOTはNTTコミュニケーションズと異なる企業が別々に展開してきたため、名称が3つに分かれてしまっている。

 しかしこの3つのサービスとも最近ではアクセスポイントの共有化が進んでいる。それでも私鉄駅のアクセスポイントはHOTSPOTでは使えないなどの例外はあるので注意は必要だ。

 NTT系が強いのは地下鉄と私鉄。特に東京メトロ、都営地下鉄については、すでに全駅で整備済みである。地下鉄に弱いイー・モバイルのユーザーにとっては魅力的なサービスだろう。

NTT系共通のアクセスポイント

都営地下鉄のホームに貼られていた公衆無線LANの表示。NTT系の3サービスが共通で利用できることがわかる

 また、タリーズコーヒー、サンマルクカフェなどでも多くの店舗でサポートされている。

新幹線ではどちらでも利用できる

 国内空港に強いのはNTT系だが、BBモバイルポイントも成田、羽田、伊丹などの主要空港では利用できる。また、東海道新幹線のホームやN700系の車内については、BBモバイルポイント、Mzone/mopera U、HOTSPOTのいずれかと契約していれば利用が可能である。

 というわけで、さすがに少々ややこしいので以下に表を作成した。○が付いているチェーンでは一部店舗のみに限られるケースも多いので注意する必要がある。詳しくは各社のWebサイトで検索しほしい。

  BBモバイルポイント NTT系
Mzone
/mopera U
フレッツ・スポット HOTSPOT
東京メトロ
都営地下鉄
JR 主要駅(173ヵ所) 一部の駅 一部の駅 JR西日本の一部の駅
私鉄その他   京急、東急(東横線、田園都市線)、ゆりかもめ、つくばエクスプレス、横浜市営地下鉄、名古屋市営地下鉄、京王(11駅)、東武(13駅)など
新幹線ホーム
/N700系
マクドナルド
ロッテリア ○(約370ヵ所)
ケンタッキー ○(約60ヵ所)
タリーズコーヒー ○(約150ヵ所)
プロント ○(約100ヵ所)
銀座ルノアール

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