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本当に使える無線データ通信はこれだ! 第2回

ネットブックとのセットは得か損か? 料金を徹底検証

2009年06月27日 14時00分更新

文● 小林 誠/ゴーズ、ASCII.jp編集部

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イー・モバイルは2年縛りで契約すべき?
それとも縛りの無いプランがベター?

 無線データ通信サービスは進化のスピードが速く、1年後にはより高速なサービスが登場したり、自分の生活領域でも新世代サービスがエリア内に加わる、などという可能性がある。

 となると、2年間縛られてしまう契約は避けたい気分になるのも当然だろう。しかし契約期間が決まったサービスは基本的に割引率も高い。

 たとえばイー・モバイルでデータプランで契約する場合、基本的には「ベーシック」(長期契約なし)、「いちねん」(1年契約)「新にねん」(2年契約)の3とおりとなる。契約期間がある後者2プランについては、初期費用が2万4000円割り引かれる。

 月額料金は「新にねん」が4980円なのに対し、「ベーシック」と「いちねん」は5980円。ただし長期契約がかからない期間については、「年とく割」「年とく割2」を適用することで1年契約が適用され、それぞれ4980円4580円になる(契約解除料はそれぞれ3150円、6300円)。

 さて解約するケースも含めて、最終的にどれがお得なのか、イー・モバイルの「D23HW」を購入し、「データプラン」で契約した場合を表にした。

データプラン+「ベーシック」で契約し、年とく割を適用(D23HWの端末代=3万8980円)
  1ヵ月目 6ヵ月で解約 12ヵ月で解約 18ヵ月で解約 契約満了
月額料金 4980円 4980円×6 4980円×12 4980円×18 4980円×24
契約解除料 ―― 3150円 0円 3150円 0円
端末代を含む総計 ―― 7万2010円 9万8740円 13万1770円 15万8500円
データプラン+「いちねん」で契約し、2年目は年とく割を適用(D23HWの端末代=1万4980円)
  1ヵ月目 6ヵ月で解約 12ヵ月で解約 18ヵ月で解約 契約満了
月額料金 5980円 5980円×6 5980円×12 5980円×12
+4980×6
5980円×12
+4980×12
契約解除料 ―― 1万4000円 2000円 3150円 0円
端末代を含む総計 ―― 6万4780円 8万8740円 11万9770円 14万6500円
データプラン+「新にねん」で契約した場合(D23HWの端末代=1万4980円)
  1ヵ月目 6ヵ月で解約 12ヵ月で解約 18ヵ月で解約 契約満了
月額料金 4980円 4980円×6 4980円×12 4980円×18 4980円×24
契約解除料 ―― 1万9000円 1万3000円 7000円 0円
端末代を含む総計 ―― 6万3780円 8万7740円 11万1620円 13万4500円

 表の「端末代を含む総計」を見ればわかるとおり、最終的に支払った費用を見ると「ベーシック」が一番高く、「新にねん」が一番安いことがわかる。

D23HW

今回購入例で用いたD23HW。下り7.2Mbps、上り5.8Mbpsの現行サービスでは、もっとも高速な通信に対応したUSB接続型のアダプタである

NTTドコモは7月から新プランを採用する
詳細は発表され次第掲載予定

 一方ドコモは7月1日から「定額データプラン スタンダード バリュー」という新プランが始まる。これに2年縛りの「定額データ割」をプラスすると月1000~5985円。定額データ割を付けない場合、上限が9765円になるため、定額データ割を適用するのが基本になるだろう。

 なお、この定額データ割を途中で解約した場合、9975~2万6880円の解除料が必要になる。解除料の仕組みは記事執筆時点では詳しく発表されていないので、正式スタート後に改めて更新する予定だ。

定額データプラン スタンダード バリュー

「定額データプラン スタンダード バリュー」の料金システム。詳細については発表後に掲載予定

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