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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第51回

「更新が心の支えだった」ヤフオクウォッチ管理人が語る

2009年06月29日 15時00分更新

文● 古田雄介

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「忙しいときの心の支えだった。今は習慣化している」

―― ただ、ブログ更新のメリットがないと、そうした精神状態に至る前に「面倒だから辞めよう」となってしまう気がします。

 そうですね。今考えると、ブログを更新したり、プライベートでプログラミングすることが重要な息抜きになっていたんだと思います。

 ヤフオクウォッチを始めた頃から2008年末まで、プログラミングの会社に勤めていたんですよ。もうすごく忙しくて、寝る暇もないくらいにひたすら仕事でプログラミングをする日々でした。ゲームしない、テレビ観ない、遊ばないというのがベースの毎日でしたから、すごく鬱々としていましたね。最近、テレビで「2008年オリンピックを振り返る」みたいなコーナーを見て、「2008年にオリンピックやっていたんだ」と気づいたくらいで(笑)


―― そんな状況で、ヤフオクウォッチを始めたり、ヤフオクサーチを作ったりしたわけですか。

 はい。仕事で死にそうになる中で、プライベートでのプログラミングやブログ更新は本当に重要な息抜きだったんです。心の支えでしたね。時間が出来たらひたすら寝ていましたが、趣味だけは充実させたいと思って、睡眠時間を削ってでもやっていました。

 その頃の経験から、会社を辞めた今でもブログ更新は完全に習慣化されているので、定期的に記事をアップしないと気持ち悪いんですよ。

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―― なるほど。今はフリーの立場とのことですが、時間的な余裕ができて、ブログにかける時間は増えましたか?

 いや、同じくらいです。会社を辞めてから、もう遊びまくりです(笑)。ただ、プログラムを書く時間は増えたかもしれません。仕事ではもうプログラミングしたくないですけど、プライベートで作るのはすごく楽しんですよ。自由に作れますし、プレッシャーもないですから。


―― では、最後に今後の目標を教えてください。

 できればアクセス数を増やしたいと思います。でも、まず無理だろうなとも思っています(笑)。ヤフオクウォッチのアクセス数は2007年1月くらいからずっと平行線をたどっているんですよ。だからもう、維持していくしかないですね。まあ、趣味で続けて行ければいいなと思います。



筆者紹介──古田雄介


古田雄介

 元建設現場監督&元葬儀業者&現古銭マニア&毎週仕事で秋葉原と都内量販店に足繁く通う毎日を送る現デジタルライター。現在、ASCII.jpの姉妹サイト「wakuteka.jp」にて、当連載50回記念特集「もっと顔の見えるインターネット」を更新中です。「古田雄介のブログ」では、皆さんのお勧めサイトを募集中です。




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