PCと連携して常に最新のデータを扱う
T-01AはPCと連携してデータの同期を行なうことができる。データの同期は、同期させるPCのOSがWindows Vistaなら「Windows Mobile デバイスセンター」、XPなら「ActiveSync」をインストールして行なう。同期できるのは、PCで利用しているOutlookのデータ(電子メール、予定表、連絡先、仕事、メモ)、T-01AのMy Documents内のファイル、お気に入りなど。PCかT-01Aのどちらかでデータが更新されていると、設定条件に従って、自動的に同期が行なわれる。
同期は、PCとT-01Aを付属のUSBケーブルで接続するだけで自動で行なってくれるので手間がかからない。また、Bluetoothによるワイヤレス接続でも同期を行なうことができる。
Windows Vistaの場合、「Windows Mobile デバイスセンター」でT-01Aとの同期を行なう。セットアップ後は、USBケーブルで接続するだけで自動で同期が行なわれる | 同期する項目は必要に応じて変更できる。また、細かな同期設定も可能だ |
PCと直接接続する以外にも、マイクロソフトのクラウドサービス「My Phone」を利用して、インターネット経由でPCとデータの同期をすることも可能だ。PCからMy Phoneにファイルをアップロードしておけば、外出先からでもT-01Aで同期が行なえる。また、T-01Aからも、あらかじめ設定したデータ項目が自動でアップロードされるので、PC側からもそれをダウンロードして利用することができる。T-01Aのデータのバックアップという意味でもぜひ利用したいサービスだ。
PCからブラウザーでMy Phoneにアクセスしてファイルをアップロードしておけば、インターネット経由でT-01Aでの同期が可能となる |
T-01Aからはファイルを個別に選ぶ必要はなく、設定しておいた種類のデータが自動で同期される |
さらにビジネスの幅が広がる様々な機能
PIM機能として連絡先やスケジュールなどの機能が充実しているのもポイント。これらのデータはPCと同期させてアップデートを行なえるだけでなく、「My Phone」や「Exchange Server」を使ってオンライン上でも同期が行なえる。Googleの提供する「Google Sync」にも対応しているので、GoogleカレンダーやGmailの連絡先を同期させることも可能だ。
また、「Kinoma Play」のRSSリーダー機能を使って最新ニュースをチェックしたり、“英和”、“和英”、“国語”の3つの電子辞典で調べ物をしたりといった使い方もできる。手書きメモやボイスメモ機能を備えた「メモ」もある。さらに、インターネット上で配布されているWindows Mobile用のソフトをインストールして機能強化をはかり、さらに使い勝手の良いポータブルデバイスとして進化させることも可能だ。
T-01Aは、ビジネスにもプライベートにも、使えば使うほどに手離せなくなるツールとなりそうだ。
「ActiveSync」から、GoogleカレンダーやGmailの連絡先と同期させることが可能 | 「Kinoma Play」のRSSリーダー機能をつかえば、ニュースサイトから配信される最新記事などを手軽にチェックできる | 国語辞典、英和辞典、和英辞典の3種類の電子辞典がプリインストールされている |