ムービー撮影から、編集・アップロードまで1台でこなせる
T-01Aにはカメラ機能が搭載されており、写真はもちろん、動画の撮影も行なえる。ここまでは普通の携帯やスマートフォンでもできるものはあるが、T-01Aが優れているのは、撮影したムービー素材の編集までも1台で行なえる点だ。
動画の編集は「VideoEditor」というアプリケーションで行なう。必要な部分を切り出したり、BGMやテロップを追加したりと基本的な動画編集作業が可能だ。「ストーリーボードの作成」で複数の素材をひとつの動画にまとめることもできる。
動画編集ソフト「VideoEditor」が用意されている | スライダーをタッチ操作するだけで、切り出したいポイントを指定できるので簡単。任意の位置に字幕を表示することも可能 |
VideoEditorには、YouTubeへのアップロード機能も装備されているので、編集した動画をその場でネット配信することもできる。YouTubeでは選択したユーザーにのみ閲覧を許可することもできるので、公開オプションで「プライベート」を選んで、例えば旅行先でのできごとを家族だけに見てもらうなど、いろいろな使い方が楽しめそうだ。
編集した動画はYouTubeへ直接アップロード可能。カテゴリーやタブの設定も行なえる | 静止画像を組み合わせてフォトムービーも作れる |
My Phoneで、PCとのデータ共有も簡単
音楽やビデオなどのメディアプレーヤーとしてT-01Aを活用する場合、PCからのデータ取り込みには、USBケーブルで接続してWindows Media Playerを使う方法がある。「同期」タブからドラッグ&ドロップ操作で送れるので、特に迷うことなく実行できるだろう。
Windows Media PlayerからT-01Aに音楽やビデオを送ることができる |
それとは別に今回オススメしたいのが、クラウドサービス「My Phone」だ。My Phoneは、Windows Mobile端末の各種データ(連絡先、予定、写真、動画、音楽など)を簡単に専用オンラインストレージに保存できるサービス。My PhoneにはPCからもアクセスできるので、PCから写真や動画、音楽などをアップロードしておけば、あとは同期を行なうだけで端末にデータを転送できる。スケジュール設定しておけば、決まった時間に自動で同期することも可能だ。
また、My Phoneは、T-01Aで撮影したデータなどをPC側で使う際にも役立つ。T-01Aからは、どのファイルをアップロードするとか考える必要はなく、ただマイピクチャなどのフォルダーに入れておくだけでいいというのもお手軽でうれしいところだ。PCと連携を強めることで、T-01Aの活用の幅がさらに広がるだろう。
PCから音楽ファイルなどをアップロードする。アップロード後はT-01Aから同期を行なえばT-01Aへデータがダウンロードされる |
同期したい項目を設定可能。手動での同期のほか、スケジュールを指定して自動で同期することもできる |
次回は、ビジネスツールとしてのT-01Aにスポットを当てる。