3波対応ダブルチューナーや高画質エンジン「Dixel HDエンジン」を搭載
FMV-TEO/C90Nの大きな特徴として挙げられるのは、テレビ録画機能の充実ぶりである。地デジ、BS、110度CSのデジタル3波放送に対応したテレビチューナーを2基搭載し、「地デジ&BS」や「BS&CS」というように、放送波に関わらず2番組同時録画が可能だ。
さらにハードウェアトランスコーダーの「Dixel HDエンジン」により、ハイビジョン番組の長時間録画が可能だ。受信した番組をH.264形式に変換することでファイルサイズを抑え、HDD内により多くの番組を記録することができる(下表参照)。このDixel HDエンジンには、富士通研究所が独自に開発したアルゴリズムが搭載されており、画質劣化を最小限に抑えつつ圧縮率を高めている。
FMV-TEO/C90Nの画質設定と録画時間(BSデジタルの場合) | |||
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録画モード | ビットレート/解像度 | 記録方式 | 最大録画時間 |
最高画質 | 1920×1080ドット/約24Mbps | MPEG-2 TS | 約64時間 |
高画質 | 1920×1080ドット/約9Mbps | H.264 | 約172時間 |
長時間 | 1440×1080ドット/約4.5Mbps | H.264 | 約344時間 |
超長時間 | 720×480ドット/約2.4Mbps | H.264 | 約646時間 |
なお、上記の録画時間は約750GB HDDの例だが、富士通 WEB MARTでは約500GBまたは約1TBのHDDを選ぶこともできる。テレビ番組をたくさん録画して楽しみたいのであれば、1TBを選んでもいいだろう。
光学式ドライブはスロットイン方式のBlu-ray Discドライブで、ハイビジョン番組の画質を劣化させることなくBDメディアに記録できる。それだけではなく上記の録画モードでの記録もでき、片面一層のBDメディアにハイビジョン画質で約6時間、SD画質で最大約23時間の映像を保存可能だ。
さらに、DVDメディアにH.264形式で記録する「AVCREC」方式にも対応。ハイビジョン画質のまま片面1層のDVDメディアに約1時間の記録ができる。