このページの本文へ

WiMAX対応B5サイズ超軽量ネットブックSOTEC C204A5

2009年07月21日 21時09分更新

文● 池田圭一

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

使いやすさと高感度を実現したモバイルWiMAX

 SOTEC C204A5でのWiMAXの接続状況を見てみよう。SOTEC C204A5には、Intel WiMAX/WiFi 5150用に対応したインテル製の接続ソフトが導入済みで、タスクトレイに常駐している。電波が圏内であれば自動的に接続される。電波強度によって違いはあるが、接続処理に要するのは5~6秒ほどで、ストレスを感じない。

 ちなみにWiMAX利用時の消費電力やCPU負荷も確認してみたが、非通信時とそれほど大きな違いはなかった。特にCPU負荷は、グラフィック描画での占有が若干目立つのみで、WiMAX通信中の負荷はさほどでもなかった。

接続状況

電波状況の良いところで接続、ベンチマークテストを行ったところ下り10.16Mbps、上り2.53Mbpsをマークした

 SOTEC C204A5の内蔵アンテナは、無線LANとの共用だが感度は高い。例えばUSBタイプ外付けWiMAX端末で下り1.2Mbps/上り40kbps程度しか出ない場所(WiMAXの基地局アンテナからは、直線距離で1.3kmほど)でも、SOTEC C204A5では下り7.71Mbps/上り1.3MbpsというADSL回線並みの通信速度だった。液晶パネル天板の向きを変えると、接続状況は上り5.17Mbps/下り1.05Mbps、上り2.42Mbps/下り0.14Mbpsといったように大きく変化するものの、途切れることはなかった。

広大な公園で試してみた。至近の基地局は約1km遠方にあるが十分実用になる。アンテナ指標は4本、データ転送速度は実効で下り2.72Mbps、上り0.73Mbps。

 Wi-Fiが利用できるポイントでは無線LANを使うとしても、WiMAXは広い範囲で途切れず、常時接続ライクに使える。こうしたWiMAXの長所をネットブックの手軽さとともに享受したいなら、薄型かつ軽量のSOTEC C204A5が最も有力な選択肢だ。

(次ページへ続く)

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン