ゼロックス「DocuCentre C2101 PFS」
1クラス上のカラー複合機 その性能を見る
2009年06月25日 09時00分更新
スキャナ機能
DocuCentre C2101 PFSはスキャナ機能とともに自動両面原稿送り装置(ADF)が備わっている。原稿の読み取り速度は、1分あたりモノクロで50枚、カラーで43枚というスピードを実現している。
スキャンしたデータは、プリンタ上でDocuWorks文書、PDF、XPSなどへフォーマット変換、すぐにネットワーク上のPCやサーバに転送したり、メールに添付して送信することができる。DocuWorks文書やPDFに変換した場合は、ファイルにパスワードを設定し、閲覧やプリント、転記を制限することが可能だ。
上述のように、スキャン後すぐにデータを手元のPCに送る以外に、いったんプリンタ本体の「親展ボックス」という領域に保存する機能を持つ。その後、PCからTWAIN(スキャナからデータを入力するための標準技術)対応のアプリケーションやWebブラウザを用いて、画像にアクセスできる。
FAX機能
DocuCentre C2101 PFSのFAX機能は、G4(デジタル回線)、スーパーG3(アナログ回線)の両方に対応、最大でG3×3ポート、G4×2ポートの合計5ポートまで拡張可能だ。
ネットワークで接続されたPCから直接FAX送信できる「ダイレクトファクス」機能を備えており、いったんプリントしたものを再度FAXするという時間と資源のムダを省ける。
また受信したFAXは、電話番号や回線、時間帯などさまざまな条件で別々の親展ボックスに振り分けて受信することができる。もちろんペーパーレス受信も可能だ。日々、大量にFAXが届く環境では、効率的な管理が行なえるだろう。
さらに送受信ともにインターネットFAXが利用できるため、通信料金を大きく下げられる。
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DocuCentre C2101は、大量のユーザーで使用することを想定した機能やキャパシティの大きさといった点で、他製品との違いが見られる。価格の差は伊達ではないということだ。
表2 主な仕様
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