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東芝ダイレクトPC by Shop 1048直販モデル・テストレポート

SSDとWiMAX内蔵の高級A4ノート、dynabook SS RX2/WAJ

2009年07月15日 19時41分更新

文● ASCII.jp編集部

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 それに対し、モバイルWiMAXは公衆無線LANサービスに匹敵する下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsという通信速度(使用する機器によって異なる)で、サービスエリアは公衆無線LANサービスよりも広い。駅のホームでもカフェの店先でも、クライアントの会議室でも、様々な場所で高速にモバイル通信が利用できる。

dynabook SS RX2/WAJはスタミナ12時間バッテリー駆動とモバイルWiMAX内蔵の合わせ技で、本機だけを持ち出せば、外出先で機動的にいつでもどこでも通信が可能だ

dynabook SS RX2/WAJはスタミナ12時間バッテリー駆動とモバイルWiMAX内蔵の合わせ技で、本機だけを持ち出せば、外出先で機動的にいつでもどこでも通信が可能だ

 モバイルWiMAXの通信機能を内蔵したdynabook SS RX2/WAJであれば、バッテリーでの動作時間が最大12時間というスタミナ性能と合わせ、dynabook SS RX2/WAJ本体だけで長時間の高速インターネット通信の利用できる。つまりACアダプターやデータ通信カードなど余分な荷物を持ち出す必要が無く、本体のみで機動的に運用できるわけだ。dynabook SS RX2/WAJは長時間に渡る会議や複数クライアントの連続訪問など、様々なビジネスシーンで活躍できるだろう。

通信エリアについて

サービスエリア内でも、電波が伝わりにくい場所(屋内、車中、地下、トンネル内、ビルの陰、山間部など)では、通信できなかったり通信速度が低下する場合がある。また、高層ビル・マンションなどの高層階で見晴らしのよい場所であっても通信できない場合もある。


どちらが速い?内蔵WiMAX vs 外付けWiMAX対決!

データ通信カードを取り付けて見た

今回の比較のためdynabook SS RX2/WAJにUSB接続のデータ通信カードを挿したところ。筆者もモバイル環境ではノートパソコンにデータ通信カードを取り付けて使用しているが、やはりあらかじめ内蔵している方が利便性は高いと感じた

 モバイルWiMAXの実際の速度を知るため。東芝からdynabook SS RX2/WAJ先行機を1台借用し、西新宿のアスキー・メディアワークス本社ビルで測定した。dynabook SS RX2/WAJ内蔵WiMAXと、dynabook SS RX2/WAJに外付け(USB接続)したWiMAXデータ通信カードD01NAでそれぞれ通信測定サイトを測定する方法だ。利用したWebサービスはRadish Network Speed Testinggooスピードテストの2つ。両方のサービスで5回測定し、それぞれの平均を出している。また、Radishは東京の測定サーバーを使用している。

アスキー・メディアワークス本社4F
条件 dynabook SS RX2/WAJ
内蔵モバイルWiMAX
平均接続速度(Mbps)
データ通信カードD01NA
平均接続速度(Mbps)
Radish(下り) 4.08 2.25
Radish(上り) 0.192 0.045
gooスピードテスト(下り) 2.84 1.83

 測定の結果、内蔵WiMAXの通信速度が外付けWiMAXを上回った。dynabook SS RX2/WAJ内蔵のモバイルWiMAXは、IEEE802.16e-2005に準拠し、上り最大13Mbps、下り最大3Mbps。過去の経験からあまり電波状況のよくない印象の強い西新宿エリアだが、今回の測定ではかなり良い数値だ。dynabook SS RX2/WAJの内蔵WiMAXを利用し、YouTubeなどインターネット上の動画サービスを再生したが、きわめてスムーズな再生だった。データ通信の速度は環境によって変化するので一概には言えないが、dynabook SS RX2/WAJに内蔵のモバイルWiMAXアンテナの配置が大きな要因だろう。もし、ビジネス向けモバイルノートパソコンの導入を検討していて、かつデータ通信必須という条件ならば、本機のようなモバイルWiMAX内蔵機種は選択に値する

(次ページへ続く)

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