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WiMAX/XGP陣営に対抗して、従来比最高3倍のサービスを投入

イー・モバイル、最大21Mbps「HSPA+」のデモで対抗

2009年06月18日 21時52分更新

文● オカモト/ASCII.jp編集部

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都内の地下鉄は今年度中に100%に
ジャパネットたかたにも登場

阿部氏

説明を行なったイー・モバイル執行役員副社長の阿部氏

 気になるエリアについても、年内の人口カバー率で60パーセントを目指すとしているが、これについても「控えめの表現」とのこと。エリアにはこれからも力を入れていきたいとしている。特に同社は地下鉄や地下街での弱さが指摘されてきたが、東名阪の地下鉄駅内については2009年度内の100%カバーを目指すことが発表された。

 またこれからも「最速・最安を目指していく」と発言。世界標準になった技術をいち早く導入して、安くユーザーに提供していきたいとした。

 具体的には新たに割り当てられた1.7GHz帯の電波を用いての「DC-HSDPA」(DCはデュアルセルの意味で、2つの帯域を同時に利用して高速化する技術)を2010年9月に導入し、さらにその先のLTEに進む予定である。

 同時に都心部ではスループットが低下している地域があることも認め、基地局の増加や建物内のアンテナ設置など着実に対応を進めていると訴えた。

今後のイー・モバイルの技術動向

新たに認可を得た帯域を利用しての「DC-HSDPA」のほか、そのときどきの「世界標準」技術をいち早く用いることで、最速最安を目指すという

 また新しい取り組みとしては、イー・モバイル用通信モジュールを内蔵したPCがリリースされることに加え、6月19日から「ジャパネットたかた」において、ネットブックとイー・モバイルのセット販売が始まることを予告。イー・モバイルという言葉が、さらにテレビから聞こえるようになるだろう。

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