富士通(株)は17日、同社初のネットブック「FMV-BIBLO LOOX M」(以下LOOX Mシリーズ)の新製品を発表した。従来機種より若干の高速化と画面の拡大、カラーバリエーションの追加が行なわれている。店頭販売モデルの価格は全機種オープンプライス。
先代のLOOX Mこと「LOOX M/D10」は、4月下旬に発売されたばかりだが、すでにほぼ完売状態という人気製品になったという。そこで、他社の同級機と比較して従来機種の弱点と言われていた部分を改良したマイナーチェンジ版として、新製品「LOOX M/D15」が登場することとなった。
新製品での特徴は3点。まずCPUが若干強化され、Atom Nシリーズでは最速のAtom N280(1.66GHz)となった(旧機種はAtom N270)。次に、弱点であったディスプレー解像度が変更され、10.1型のサイズはそのままに、1024×600ドットに向上した(旧機種は1024×576ドット)。最後の特徴はカラーバリエーションの追加。旧機種では直販サイト「富士通 WEB MART」限定色だった「シャイニーブラック」と、まったくの新色「ライトラベンダー」が加わり4色のカラーバリエーションが用意されることとなった。
天板の耐加圧200kgfの堅牢性や、国語/英和/和英/漢字の電子辞書ソフトプレインストールといった従来機種の特徴は、そのまま継承している。本体サイズや約1.2kgの重さも変わっていない。
予想実売価格は、本体のみの価格が6万円前後(全色)で、Office Personal 2007 2年間ライセンス版付属モデルが7万円前後(本体色はミルクホワイトとルビーレッドのみ)。WEB MART限定のOffice Personal 2007(制限無し)付属モデルは8万円前後とされている。発売日は6月20日の予定(ライトラベンダーのみ27日の予定)。
LOOX M/D15の主な仕様 | |
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CPU | Atom N280(1.66GHz) |
メモリー | 1GB |
グラフィックス | Intel 945GSE Expressチップセット内蔵 |
ディスプレー | 10.1型ワイド 1024×600ドット |
HDD | 160GB |
光学ドライブ | 搭載せず |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g、Bluetooth 2.1 |
サイズ | 幅258×奥行き189×高さ29~34mm |
質量 | 約1.2kg |
バッテリー駆動時間 | 約2.7時間(JEITA測定法1.0) |
OS | Windows XP Home Edition SP3 |
予想実売価格 | 6万円前後(本体のみ) |