大塚商会のPB(Private Brand)は
たのし~!
MAたのめーるのシステム面は以上だが、実際に売っているモノはどうなのか? 最近はどの流通でもPB(Private Brand)が流行だが、大塚商会も例に漏れず「TANOSEE」というPB商品を展開している。
大塚商会 MRO事業部 商品企画部 兼 システム企画部の松尾高史氏によると、「ナショナルブランドよりも、2割くらいは安い」とのことだ。コスト削減は、安く買うことだけではないと冒頭で言ったが、安くていいものは積極的に狙いたい。
TANOSEEには、上記したような、品質を保ったまま価格を下げた「スタンダード」のほかに、エコマーク添付商品の「エコロジー」、付加価値を付けた「プレミアム」が存在する。
TANOSEEブランドを企画する、大塚商会 MRO商品企画部 海外調達課 藤森章子氏は「エコ商品はこれから強化していくと思う」と述べる。
特に注目したいのは、今話題のLED電球だ。6月現在配布されているたのめーるには、まだTANOSEEブランドのLED電球は掲載されていないが、今後はあり得るだろう。大塚商会では、LED電球に力をいれており、取材時には本社ビルエントランスにもLED電球を展示して、その省エネルギー性を訴えていた。大塚商会では、本社ビルをすべてLED電球に換える計画があるという。
コスト削減の趣旨からは少し外れてしまうが、たのめーるが社会的に価値のある商品展開もしているので、少しご紹介したい。それが、「ケアたのめーる」だ。これは、介護用品をはじめ、介護の必需品のみを扱ったたのめーるで、約4200点をそろえている。エプロンや手袋などの必需品はもちろん、ほっと一息つくためのコーヒー類までそろっていたりする。
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たのめーるは、開始以来、幾多のユーザーからの要望で機能が進化してきた。仕事に直結するサービスゆえに、ユーザーの目にも厳しいものがあるだろう。価格だけではなく、調達コストそのものにもメスを入れる姿勢も、こうした歴史に支えられてきたモノなのかもしれない。そんなたのめーるも今年で10周年。前出の松尾氏によると、たのめーるは10周年の大感謝セールを開催中である。
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